健康 診断 血液 検査 で わかる こと
8割以上の病気や異常は、血液検査で調べることができます。 「血液は体のカルテ」と言っても過言ではないですよね。 尿検査より精度が高いのですね? そのとおりです。血液検査は、 「手がかり」にも使われますが、診断確定をつけるための特別な検査としても有効 です。 検査のタイミングは、「5時間以上食事を取っていない空腹時」がベスト 検査結果は、その日の食生活などで変わりやすいような気がします。 特に血液のほうは食生活に左右されやすい ですね。例えば血糖値は、食事の前後で大きく変わります。ですから採血は、「5時間以上食事を取っていない空腹時」におこないます。 血液検査が「5時間以上食事を取っていない空腹時」だとすると、尿検査のタイミングはどうでしょう? 同じく 「5時間以上食事を取っていない空腹時」がいいでしょう。 自宅で採尿する場合、起床後の最初の尿を指示されることが多いと思います。 指示されたタイミングを守れば、「たまたまの異常値」は起こりにくいのですか? 「たまたまの異常値」は、 筋トレやマラソンの直後などに起こることがあります。 健診の時間に遅れそうでも、走って来院するようなことは避けましょう。遅れそうな旨を電話などでご連絡いただければ十分です。 尿検査や血液検査を、健診以外のタイミングで受ける意義はありますか? 尿検査や血液検査の必要性を判断するのは医師です。症状や違和感などがあれば、随時、医師へご相談ください。 その結果、尿検査や血液検査を勧められることはあるでしょう。この場合は、もちろん保険が使えます。他方、症状がなく、予防目的などで単独の尿検査や血液検査をすると、自費扱いとなってしまいます。 症状がなければ、定期健診のタイミングで十分ですね? 「尿検査」や「血液検査」って、何がどこまでわかるの?. そのとおりです。ただし、定期健診や特定健診は、1年に1回、必ず受けるように してください。費用負担をしてもらえますし、健康管理の要です。 最後に、読者へのメッセージがあれば。 尿検査や血液検査は、ご存じのとおり、数字の評価でおこないます。このとき重要なのは、時系列の変化です。その時だけの数字で一喜一憂することに"あまり"意味はありません。 ぜひ、定期的な健診を続けていただきたい ですね。
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- 血液検査 健康診断結果と
- 「尿検査」や「血液検査」って、何がどこまでわかるの?
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胃がんのリスクが血液検査でわかるAbc検診とは?胃がん検診との違いも解説
血液検査 健康診断結果と
1以下 6. 2〜6. 4 6. 5~7. 9 8. 0~8. 3 8. 4以上 ※単位=g/dL アルブミン:肝臓でつくられる血液タンパクの一つ 低値の場合に疑われる病気には、肝臓障害、ネフローゼ症候群、栄養障害(低栄養)などがあります。 3. 9以上 3. 7~3. 8 3. 6以下 ※単位=※単位=g/dL AST(GOT)・ALT(GPT):肝臓に多く存在する酵素 高値の場合に疑われる病気に、急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝臓がん、アルコール性肝炎などがあり、AST(GOT)のみ高値の場合には心筋梗塞、筋肉疾患などが疑われます。 AST(GOT) 30以下 31~50 51以上 ALT(GPT) ※単位=U/L γ-GTP:肝臓の解毒作用に関わる酵素 肝臓や胆道に異常があると、血液中の数値が高くなります。高値の場合に疑われる病気は、アルコール性肝障害、慢性肝炎、胆汁うっ滞、薬剤性肝障害があります。 50以下 51~100 101以上 腎臓が気になる場合に検査したい項目 クレアチニン(Cr):アミノ酸の一つであるクレアチンの代謝後の老廃物 クレアチニン(Cr)は腎臓でろ過され、尿として排出されます。高値の場合に疑われる病気としては腎機能低下があります。 男性 1. 00以下 1. 01~1. 29 1. 30以上 女性 0. 70以下 0. 71~0. 99 1. 00以上 ※単位=㎎/dL eGFR:クレアチン値を性別と身長で補正して算出した指標 低値の場合に疑われる病気に、腎機能低下があります。 60. 0以上 45. 0~59. 9 44. 9以下 ※単位=mL/分/1. 73㎡による。 尿酸(UA):細胞の核の成分でタンパク質のひとつのプリン体が代謝された後の老廃物 高値の場合に疑われる病気は高尿酸血症(尿路結石、痛風などに繋がる)、低値の場合に疑われる病気は腎性低尿酸血症などがあります。 2. 0以下 2. 1~7. 胃がんのリスクが血液検査でわかるABC検診とは?胃がん検診との違いも解説. 0 7. 1~8. 9 9.
「尿検査」や「血液検査」って、何がどこまでわかるの?
3~17. 4 女11. 2~14. 9 g/dl 赤血球 の成分のひとつで、主に血液中の酸素を運搬する役割を果しています。 ヘマトクリット Ht 男37~48 女32~42 % 血液中の 赤血球 の容積の割合(%)を表し、低い場合は 貧血 の疑いがあります。 白血球数 WBC 男3900~9800 女3500~9100 /μl 白血球 は、外部から進入した病原体を攻撃する細胞で、高いと感染症や 白血病 、 がん などが疑われます。外傷がある場合や喫煙、ストレス、風邪などでも上昇します。 腎 機 能 尿 検 査 尿たんぱく (-) 尿中に排泄されるたんぱくを調べ、 腎臓病 などの判定に用います。激しい運動の後、過労状態のとき、発熱時などに高くなることもあります。 尿潜血 尿中に血液が出ていないか調べます。陽性の場合、 腎臓 病や尿路系の炎症が疑われます。 血液 クレアチニン CRTN 0. 3~1. 1 筋肉内の物質からつくられ、尿から排泄されるクレアチニンの量を測り、 腎臓 の排泄能力をチェックします。高い場合、腎機能障害や腎不全が疑われます。 痛風 検査 尿酸 UA 男3. 7~7. 0 女2. 5~7. 0 尿酸は、細胞の核の成分であるプリン体が分解してできた老廃物です。代謝異常により濃度が高くなると、一部が結晶化し、それが関節にたまると痛風になります。 肝 機 能 検 査 ZTT 硫酸亜鉛混濁試験 2. 0~12. 0 クンケル、U 血清に試薬を加えると混濁する反応を利用して、血液の濁りぐあいを測定します。濁りが強いと数値は高くなり、 慢性肝炎 や 肝硬変 が疑われます。 血清酵素 GOT ASTともいうトランスアミナーゼ 10~40 IU/l GOTとGPTはともに肝臓に多く含まれるアミノ酸を作る酵素で、肝細胞が破壊されると血液中に漏れ、数値は高くなります。 肝炎 や 脂肪肝 、 肝臓がん など、主に肝臓病を発見する手ががりとなります。 GPT ALTともいうトランスアミナーゼ 5~40 γーGTP γーグルタミール・トランスペプチターゼ 50未満 アルコールに敏感に反応し、アルコール性肝障害を調べる指標となっています。 ALP アルカリフォスファターゼ 80~260 肝臓 、骨、 小腸 ・ 大腸 、 腎臓 など多くの臓器に含まれている酵素で、臓器に障害があると 血液 中に流れ出ます。主に胆道の病気を調べる指標となります。 総たんぱく TP 6.
健康診断の血液検査では、どんなことがわかるの?
9 40. 0以上 (単位 10 4 /μL) 感染症系検査 CRP 細菌・ウィルスに感染する、がんなどにより組織の傷害がおきる、免疫反応障害などで炎症が発生したときなどに血液中に増加する急性反応物質の1つがCRPです。細菌・ウィルス感染、炎症、がんはないかを調べます。 0. 30以下 0. 31-0. 99 梅毒反応(希望者のみ) 梅毒に感染しているかを調べます。 ただし、結核、膠原病など梅毒以外でも陽性になることがあり、これを生物学的偽陽性といいます。陽性の場合は区別するために精密検査を受けてください。 陰性(-) 陽性(+) HBs抗原(希望者のみ) B型肝炎ウィルスに感染していないかを調べます。 HCV抗原(希望者のみ) C型肝炎ウィルスに感染していないかを調べます。 陽性(+)
健康診断と聞いて真っ先に思いつくのが「血液検査」ではないでしょうか?