決済手段が乱立している キャッシュレス決済手段が乱立していることも普及の妨げになっています。日本におけるキャッシュレス決済提供事業者は非常に多く、例えばキャッシュレス・消費者還元事業に登録されている決済事業者は1, 000社を超えます。種別としてはクレジットカード決済の割合が圧倒的に多いものの、それ以外の電子マネーやQRコード決済、デビットカードなどはシェアも分散しています。 このような状況がある中で、 事業者側は消費者のニーズに合わせて幅広い決済手段を導入しなければなりません。 体力のある大規模事業者ならまだしも、 中小の事業者には対応するリソースが足りず、導入の妨げになっているのです。 2-3. 消費者のキャッシュレス決済に対する不安感 また、消費者側がキャッシュレス決済に対して不安感を持っていることも課題です。日本の家計金融資産残高に占める現金・預金の割合は50%に上ります。 日本は諸外国に比べて、まだまだ「現金主義」な国民性が見られるのです。 キャッシュレス決済に対しては、便利なものという認識よりも、不安に思う傾向が根強くあります。例えば、使い過ぎやセキュリティ面が心配だという認識は、依然として存在する状況です。キャッシュレス決済に対応している店舗がまだまだ少ないこともあいまって、現金のほうが便利で安心だという考えも残っています。 特に、ITリテラシーに不安のある高齢者が取り残されているのが現状です。これはキャッシュレス先進国のスウェーデンで指摘されている問題でもあります。今後キャッシュレス決済がさらに普及していくためには、誰もが使いやすい仕組みを整えていく必要があるでしょう。 3. 今後のキャッシュレス決済の進展・予測 キャッシュレス先進国に比べると普及率が低い日本ですが、今後は普及が拡大していくことが見込まれています。ここでは、今後の予測を紹介した上で、消費者ニーズ、政府自治体や事業者による推進施策について解説します。 3-1. 世界のキャッシュレス比率から日本のキャッシュレス化の現状を解説! | ebisumart Media. キャッシュレス決済の市場規模は拡大する見通し カード・ウェーブ社の調査によると、クレジットカード業界の市場規模は2020年には約73兆に上ると予測されています。日本政府は、2019年10月の消費増税に合わせて「キャッシュレス・消費者還元事業」をスタートさせ、 キャッシュレス決済の利用は想定を上回るペースで拡大しています。 こうした行政の後押しもあり、2025年には約93兆円まで膨らむと試算されているのです。 さらに、クレジットカード決済、デビットカード決済、そしてプリペイドカード決済を含めた電子決済の市場規模は、2020年には87兆円を突破。 5年後の2025年には約113兆円に達し、国内の電子決済化率は37.

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キャッシュレス世界ランキング 日本は何位!?韓国はなぜ比率1位なのか

世界ではキャッシュレス化が進んでいるのに、日本はあまり浸透していない… このようなニュースやテレビ番組を多く目にするようになりました。 日本では、経済産業省が2018年4月に「キャッシュレス・ビジョン」という資料を公表し、本格的にキャッシュレス化を推進していくようです。 年々増加している外国人観光客。 2020年のオリンピック年は、もう目前。2025年には大阪万博も待っています。 キャッシュレス決済を推し進めているのは、外国人観光客の利便性を上げる目的もあるみたいですね。 というわけで今回は、世界ではどのくらいキャッシュレス化が進んでいるのか、世界のキャッシュレス事情などもご紹介します。 キャッシュレス決済の世界ランキングで日本は、何位だと思いますか? キャッシュレス決済比率の世界ランキング 世界のキャッシュレス化はそんなに進んでいるのでしょうか。 こちらのグラフ「各国のキャッシュレス決済比率の状況(2015年)」を見れば、一目瞭然です。 出典:経済産業省 キャッシュレス・ビジョン (2018年)より このグラフは2015年のデータなので、少し古いのですが韓国の比率がずば抜けているのが分かります。 キャッシュレス化(比率)が進んでいる順 韓国(89. 1%) 中国(60. 0%) カナダ(55. 4%) イギリス(54. 9%) オーストラリア(51. キャッシュレス世界ランキング 日本は何位!?韓国はなぜ比率1位なのか. 0%) スウェーデン(48. 6%) アメリカ(45. 0%) フランス(39. 1%) インド(38. 4%) 日本(18. 4%) ドイツ(14. 9%) 日本はというと、キャッシュレス決済比率が18. 4%で10番目に並んでいます。 1番の韓国が89.

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世界的な規模で進んでいるキャッシュレス化。ところが、日本はその流れから取り残され、キャッシュレス後進国といわれることがあります。日本のキャッシュレス化はなぜ進まないのでしょうか。 日本がキャッシュレス後進国である理由 私たちは、毎日のようにキャッシュレス決済を利用しています。なじみがあるのはSuicaといった交通系の電子マネーでしょう。また、マイレージやポイントがつくことから、「できるだけクレジットカードで払う」という方もいるでしょう。 しかし現実には、 日本はキャッシュレス後進国といわれています。 家計消費に占める日本のキャッシュレス決済の割合は、2016年の時点で19. 8%です。 これが、諸外国ではまったく事情が違います。キャッシュレス決済が普及している韓国は96. 4%、イギリスは68. 7%となります。そこからオーストラリア、シンガポール、カナダ、スウェーデン、アメリカ、フランスと先進各国が40~60%の数値で並び、さらにインドが35. 1%と続いています。なお、中国は参考値ながら2015年の時点でキャッシュレス決済比率は約60%です(「Better Than Cash Alliance」のレポートから算出された参考値)。 なぜ、日本はこれほどまでにキャッシュレスが普及していないのでしょうか? 世界各国におけるキャッシュレス決済比率(2016年) ※出典:BIS「Statistics on payment, clearing and settlement systems in the CPMI countries」、WorldBank「World Development Indicators」より作成 ※キャッシュレス比率は、(電子マネーを除くカード決済+e-money決済)/家計最終消費支出により算出(ともにUS$ベースで算出) 現金への信頼と崇拝が強い 日本は、現金崇拝が強い国です。これは、治安が良く盗難のリスクが少ないことや、偽札の心配がほとんどないことから、 現金を持つことに対する抵抗がないことが要因といえるでしょう。 また、銀行やATMといった金融インフラが整っていることから、現金決済に不便がないという点も挙げられます。多少の手間はかかりますが、クレジットカード決済するよりも、 現金を引き出して使ったほうがわかりやすいという感覚です。 お店側がキャッシュレスを避ける理由は?

4%増 2018年 66兆6, 877億円 12. 4%増 2017年 58兆3, 711億円 10. 1%増 2016年 53兆9, 265億円 8. 0%増 2015年 49兆8, 341億円 8. 2%増 2014年 46兆2, 663億円 7.

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