文/小林弘幸 「人生100年時代」に向け、ビジネスパーソンの健康への関心が急速に高まっています。しかし、医療や健康に関する情報は玉石混淆。例えば、朝食を食べる、食べない。炭水化物を抜く、抜かない。まったく正反対の行動にもかかわらず、どちらも医者たちが正解を主張し合っています。なかなか医者に相談できない多忙な人は、どうしたらいいのでしょうか?

『不摂生でも病気にならない人の習慣: なぜ自律神経の名医は超こってりラーメンを食べ続けても健康なのか? (小学館新書 こ 10-2)』(小林弘幸)の感想(6レビュー) - ブクログ

内容(「BOOK」データベースより) 医療や健康に関する情報は玉石混淆。例えば、朝食を食べる、食べない。炭水化物を抜く、抜かない。まったく正反対の行動にもかかわらず、どちらも医者たちが正解を主張し合っています。なかなか医者に相談できない多忙な人は、どうしたらいいのでしょうか? 働き盛りのビジネスパーソンから寄せられた32の相談に対する「小林式処方箋」は、誰もが簡単に実行できるものばかり。自律神経の名医が、様々な不摂生に対する「医学的に正しいリカバリー法」を、自身の経験も交えながら解説します。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 小林/弘幸 順天堂大学医学部教授。スポーツ庁参与。1960年、埼玉県生まれ。87年、順天堂大学医学部卒業。92年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属小児研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学医学部小児外科講師・助教授などを歴任。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートやアーティスト、文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導にも携わる。また、日本で初めて便秘外来を開設した「腸のスペシャリスト」でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

2グラムだが、実際は6グラム(達成率186%) 加工肉 :理想は2. 1グラムだが、実際は4グラム(達成率190%) またナッツ類と種子類? 世界中の食生活で最も忘れられているのは、ナッツ類と種子類だった。 ではどうして、私たちはナッツや種子類をあまり食べないのだろうか。 英ケンブリッジ大学のニタ・フォルーヒ教授は、「ナッツなどはエネルギーとなる成分が多く、太る原因になるという考え方があるが、実際には良い脂質ばかりが詰まっている」と指摘した。 「また、多くの人がナッツを主要な食べ物だと思っていない。さらに、コストも問題だ」 画像提供, Getty Images 画像説明, ナッツはリスだけの食べ物ではない 肉と糖分は悪者ではない? 脂肪か糖分か論争も、赤身の肉と加工肉のがんとのつながりも、ここ数年大きく取り上げられてきた話題だ。 マリー教授によると、「いずれも有害になる可能性はあるが、全粒穀物や果物、ナッツ、種子、野菜の摂取が少ないことよりはずっと小さな問題」だという。 それでも、GBDでは世界各国で炭酸飲料が過剰に飲まれている現状が明らかになった。 研究チームは、健康促進をうたう団体はそろそろ脂肪や糖分について話すのをやめ、健康的な食品を促進するべきだとしている。 おいしくて不健康な食生活 ではダメか 研究によると、不健康な食生活によって寿命が数年縮まることが分かっている。 しかしマリー教授は、これは単なる平均値だと話す。 それよりも自分自身に問いかけて欲しいのは、「50代で心筋梗塞で死ぬのか? 40代で食生活が原因のがんになるのか?」だという。 最も健康的なのはイスラエル、日本では大きな変化が 国別に見ると、多くの地中海国、特にフランスやスペイン、イスラエルで食生活が原因の死が少なかった。 一方、東南アジア、南アジア、中央アジアで食生活に起因する死亡例が多かった。 イスラエル :食生活が原因の死亡例は10万人当たり89人 ウズベキスタン :10万人当たり892人が、不健康な食生活によって亡くなっていた 日本と中国では共に塩分摂取に大きな変化があったが、その結果は興味深く、対照的なものとなっている。 中国はしょう油をはじめとする塩分の多い調味料が多く、中国料理の重要な一部となっている。 しかし加工食品の人気が高まり、塩分摂取量がさらに増加した。現在では、塩分過多が原因の死亡例がどの国よりも多いという。 これに対し、日本についてマリー教授は、「日本の事例はとても興味深い。30年、40年前までは、現在の中国のように大量の塩分を摂取していた」と分析する。 「今でも最大の問題は塩分だが、死亡例は劇的に減少している。加えて、野菜や果物といった心疾患から心臓を守ってくれると考えれる食品がとても多い食生活を送っている」 画像提供, Getty Images 画像説明, しょう油には大量の塩分が含まれている イギリスは?

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