6%でした。ただ、受験者数は13, 683名のため、受験者数から合格率を考えると4. 3%になります。司法書士試験の合格者数だけに注目して見ていくと、合格者数が多かったのは2004~2012年までで、合格者数が800名を超えています。最も多かった2010年には、947名という数に上ります。直近の3年では合格者数は700名以下となっているため、合格しづらくなっていると思われるかもしれませんが、合格の割合を見ると決してそんなことはありません。合格者数が減っているのは受験者数自体が減っているためで、合格率はほぼ一定で、大体3~4%となっています。 司法書士試験における傾向 合格率は例年一定で、3~4%という認識で良いでしょう。ただ厳密に言うと、実はここ数年は上昇傾向にあるのです。直近の結果である2019年度の合格率は約3. 6%、2018年度は3. 司法試験・予備試験の平均受験回数は?何年も不合格にならない方法や回数制限まで解説 | 資格Times. 5%、2017年度は約3. 3%という推移になっています。2019年度における合格者の内訳としては、611人中、男性が466人、女性が135人となっています。平均年齢が40. 08歳(初めて40代となりました)、最低年齢が20歳、最高年齢は72歳です。司法書士試験では、全ての問題において合格点に達していないといけないて「合格基準点」と言うものが存在します。そのため得意科目で点数を稼ぎ総合点が良くても合格とはならないので、全体的にバランよく学習していく必要があります。ちなみに2019年度の筆記試験の合格点は、満点280点中197. 0点以上(過去最低基準、例年は割程度となっている)が基準となりました。 まとめ 司法書士間における競争という視点では合格者が減ることで競合が少なくなる、受験者という視点になれば合格率上昇は嬉しい傾向にあるともいえるでしょう。ただ、受験者数が減少の一途をたどるのでは業界自体の存在意義が危ぶまれることがあるかもしれません。これから司法書士となる方々の働き方や活躍が、司法書士という業界の未来に影響するといっても過言ではありません。司法書士の社会的意義とはどのようなものか、どういった場でさらに活躍していくべきか考えていくことが求められます。