水は、命の根源をなす物質であり、人の体の約60%を水が占めています。体内の水は一箇所にとどまることなく、血液などの姿で体中を循環しながら各細胞に栄養分や酸素を供給ししています。 また、代謝老廃物を排泄したり、体温・phの調節など、健康を維持するために重要な役割も果たしています。 ● 一日の水分排出量 ところで水は、さまざまな状態で体外に出ています。尿や便で排出されるのが分かりやすい例ですね。1日約1. 3リットルも排出しています。 さらに私たちの身体は知らない間に水分を失っていています。その代表的なものは、なんと呼吸です。 私たちは息を吐き出す時、常に肺から水分も出しています。その量なんと400ミリリットル! 人と水環境のかかわりの変遷と課題. ガラスに息を吹きかけると、ガラスがくもる、こんな経験だれでもありますよね?これは肺から息と一緒に出ていった水分が結露したものです。 このように、知らず知らずのうちに、呼吸によっても水を排出しています。また皮膚からも水分は失われていて、1日約600ミリリットルの水分が皮膚の表面から蒸発しています。これらの量を合計すると、私たちは約2. 3リットルもの水を毎日体外に排出していることになります。 ● 水なしでは、わずか4~5日しか生きられない! だからこそ、私たちは排出した水分量を毎日補わなければ、たちまち体内が水不足に陥ってしまうのです。人間は、たとえ食べものがなくても水と睡眠さえしっかりとっていれば、2~3週間は生きていられると言われています。でも水を一滴も取らなければ、わずか4~5日で命を落としてしまうのだそうです。 まず、体重の約2パーセントの水分が失われただけで、のどの渇き、食欲がなくなるなどの不快感に襲われます。約6パーセント不足すると、頭痛、眠気、よろめき、脱力感に襲われ、情緒も不安定になります。さらに10パーセントの不足になると、筋肉の痙攣を引き起こし、循環不全、腎不全になってしまいます。それ以上になると、意識が失われ、20パーセントの不足で死に至るという報告があります。 ● 水を補う。水のスムースな体内循環こそが健康を保つkey 水分を補う方法として、まず食事があげられます。ご飯や、みそ汁、肉、魚、サラダなど、ほとんどの食事には水分が含まれていて、食事1日分で約600 ミリリットルの水を補給することができます。 さらに私たちは、食べ物をエネルギーに変換する際に水分(代謝水と呼ばれる)を作り出すことができるそうで、その量が1日に200ミミリットルと言われています。それに加えて1.

人と水の関わり 水防団

科学的知識は、人類にとってきわめて有益な、目覚しい変革をもたらした。人々の平均寿命は飛躍的に伸び、多くの疾病に対する治癒の方法が発見された。農業生産についても、世界のいたるところで、増加を続ける人口の需要に応えるべく、目覚ましい発展を見せてきた。技術開発と新エネルギーの利用は、人々が過酷な労働から解放される機会を創りだしただけでなく、工業生産や生産過程に、大きくかつ複雑な広がりをもたせることを可能とした。またコミュニケーションや情報処理あるいはコンピュータの新しい技術も、科学の営みや社会全体にとって、前例のないほどの機会と可能性とをもたらしてくれた。宇宙や生命の起源、はたらき、進化などに関する着実な知識の進歩は、人類に対してその行動や思考に多大な影響を及ぼす抽象的かつ具体的な手段を提供してくれているのである。 3. 科学の進歩の応用や、人類の活動の発展あるいは拡張は、その明らかな恩恵だけだなく、環境劣化や技術災害も同時にもたらし、さらに社会的な不公平や疎外も助長した。一例を挙げれば、科学の進歩が、在来型兵器も大量殺戮型兵器も含めて、高性能兵器の生産を可能にしたのである。今や、新兵器の開発や生産に費やす財源を減少させ、軍事産業や軍事研究設備の少なくとも一部を民生に転用することを奨励すべき時である。国際連合は、永続的な平和への第一歩として、西暦2000年を「平和の文化のための国際年」、また2001年を「文明間の対話のための国際連合年」と定めた。科学者共同体は、社会における他の分野の人々とともに、この歩みに対して重要な役割を果たすことができるし、また果たさなければならない。 4.

朝起きてから夜寝るまで、私たちはあらゆる場面で水を利用しています。生命を維持するための「飲み水」はもちろん、たとえば歯磨きや洗顔、炊事にも水が欠かせず、トイレも今や水洗が当たり前の時代。外出した先では公共トイレを利用し、また、公園の噴水に心を癒されることもあるでしょう。 私たちが日常生活で用いるこれらの水は、一般家庭で使う「家庭用水」と、学校やレストラン、デパート、事業所、公園の噴水などで使う「都市活動用水」に分けられ、合わせて「生活用水」に区分されます。水道普及率(※1)が高い日本では、この生活用水のほとんどが水道を通じて供給されています。 ※1: 現在の日本国内の水道普及率は全国平均で98. 0%(平成30年・厚生労働省調べ) 生活用水の区分 東京都水道局によると、一般家庭での1人当たりの水使用量は、2015年度(平成27年度)では1日平均約219リットル(2リットルペットボトルでおよそ110本分)。1973年度(昭和48年度)の平均使用量は、1人1日192リットルでしたので、この40年間で約1. 14倍に増えたことになります。 生活水準の向上や利便性への欲求の高まりに伴い、水洗トイレなどの水利用機器が普及したことや入浴回数が増加したものの高度経済期に急増して以降は、その伸び率も緩やかになっており、ここ数年は、ほぼ横ばい状態となっています。近年では、人々の節水意識も高まっており、トイレ機器や洗濯機等の節水化も進んできています。 もっと見る 1人1日平均約219リットルもの水を、私たちは毎日どのような用途で使っているのでしょうか。水というと飲み水を連想しがちですが、全体の使用量からみると、その割合はほんのわずかにすぎません。 その内訳は、お風呂がもっとも多く全体の40パーセント。次いでトイレ21パーセント、炊事18パーセント、洗濯15パーセントとなっており、これらで1日の使用量の9割以上を占めています。 ●家庭での水の使われ方 東京都水道局 平成27年度 一般家庭水使用目的別実態調査 【参考文献】 高橋裕 他/編 『水の百科事典』 丸善 1997 東京都水道局「もっと知りたい水道のこと」 (

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