- ウィキソース. 部分的核実験禁止条約(PTBT) (原子力百科事典 ATOMICA)

部分的核実験禁止条約 外務省

核軍縮や平和構築に関する出来事をまとめています。 この記事に関連付けられているタグ #核軍縮

「部分的核実験禁止条約」に日本も調印しますが、同条約は国内にも、波紋と分断を招きました。 日本共産党は米ソに核が独占されるのを危惧して同条約の批准に反対、党内で賛成した志賀義雄(62歳)、鈴木市蔵(53歳)らを親ソ連派として除名しました。志賀らに同調したとして 中野重治(61歳) も除名され、野間 宏(48歳)、 佐多稲子(59歳) 、国分一太郎(52歳)らは除名に反対したとして除名されています。 昭和29年の米国による水爆実験(「ブラボー実験」。ゴジラ誕生のきっかけになった) で多くの被爆者が出たのを受け、翌年(昭和30年)、「(第一回)「原水爆禁止世界大会(原水禁大会)」が開催され、「原水爆禁止日本協議会(「 原水協 」)」が発足します。が、昭和36年からソ連が核実験を再開したことで、「原水協」の中でも意見が2分します。日本共産党は共産主義圏の対抗策としてソ連の核実験を支持し、日本社会党は全面禁止を主張しました。そして、昭和38年に「部分的核実験禁止条約」に米英ソが調印すると、日本共産党はそれにも反対。ソ連といえども「強国が核を独占することには反対」ということでしょう。日本社会党系の人が「原水協」を脱退して新たに「原水爆禁止日本国民会議(「 原水禁 」)」ができますが(昭和40年結成)、さすがに今は協調してやっていますよね・・・???

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