かつて、世の平穏を願い、自らの意思によって穀物を絶つ厳しい修行のすえ、土中に作られた石室の中に隠り、生きながら即身仏(ミイラ仏)となったお坊さんたちがいました。全国でも数少ない即身仏。そのうち4体が鶴岡市に祀られています。一般拝観できる3つのお寺をご紹介します。 ●湯殿山総本寺 大日坊瀧水寺/真如海上人を安置 ●湯殿山 注連寺/鉄門海上人を安置 ●修行山 南岳寺/鉄竜海上人を安置

  1. 即身仏とは - コトバンク

即身仏とは - コトバンク

どうやら即身仏とミイラでは本質的な違いがあるようです。 では一体なぜ人は即身仏になろうとしたのでしょうか? ①衆生救済説 未曾有の飢饉、天災、疫病などにより、餓え苦しみ、恐れおののく人々を救うために、この世の苦悩を一身に背負い湯殿山に籠り、木食行、断食行をして、最後には己の身と引換えに衆生救済を一心に祈願しながら土中入定をして念仏往生したというもの。 出典:人はなぜ即身仏になることを目指したのか? 即身仏が安置されているお寺ではこういった「民衆を救うために」といった説明をされることが多いようです。 ②即身成仏説 真言宗の開祖、弘法大師空海には「即身成仏義」なる著作がある。また、実際に高野山の奥之院で生身のまま即身成仏したとの伝説も言い伝えられており、後に続く真言宗の行人達が弘法大師の説く哲理である即身成仏の実現を目指したという説。 日本に現存する即身仏17体のうち、実に10体が空海と同じく「〇〇海」と海号を持っています。つまり弘法大師空海の弟子として即身仏になったものであるということができます。 ③弥勒信仰説 仏教には釈迦が入滅した五十六億七千万年後に釈迦の救いに漏れた人々を救いに弥勒菩薩が下生するとの信仰がある。その弥勒菩薩の到来を待ち、衆生救済に下生してくるときまで、入定して身心を保ち、弥勒菩薩の手助けをしようと考える仏教的な救世主信仰により、即身仏になることを目指したという説。 なぜ即身仏になることを目指したかについてはこのように諸説があります。 即身仏になるための修行とは? 即身仏とは 横蔵寺. 全国に現存する即身仏17体のうち、実に10体が湯殿山系の即身仏と いわれています。他の7体についてはお互いに体系的な関連性などは 不確かで、具体的にどのような思想的背景があり、どういった修行を経て 即身仏となったかについては不明な点も少なくないため、ここでは湯殿山系 即身仏における即身仏となるまでの道筋を以下に書き記すこととした。 湯殿山の仙人沢で山籠りを行う ↓ 千日行という千日単位の厳しい修行を行う 五穀断ち、十穀断ちの木食行を行う 生きながらにして土中入定する 土の中で鉦を打ち鳴らし読経しながら即身成仏する 三年三ヶ月後に掘り出される 衣を着せられ厨子に安置され、即身仏として祀られる 以上が湯殿山系即身仏における定説である。 出典:即身仏になるための修行とは?

熱中症対策もしっかりと! 横浜出身。大手情報サービス企業を退社後、フリーランスに。Web、雑誌、社史、社内報など様々なメディアの取材・執筆、ディレクションに携わる。お酒は下戸。だけど宴席は大好き。 最新の記事 (サプリ:トピックス)

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