俺は怒ったぞ フリーザ 何話
俺は怒ったぞフリーザああああああ - Youtube
ドラゴンボール ギニュー親子の物語 作: 残月 43 / 94 フリーザの失敗・意識朦朧のスーナ ベジータがフリーザの宇宙船を襲撃する少し前。 フリーザはナメック星人の生き残りである最長老の所へドラゴンボールの使用方法を聞き出す為に向かっていた。 「スーナ、そちらの様子はどうですか?」 『宇宙船の状況を確認次第、修理に取りかかる予定です。土壌調査も並行して進めています』 やはり、この娘は良く仕事が出来る。フリーザ軍は力が全てと言っても、スーナの様な人材は代えが利かないとフリーザは感じる。 「それで、ギニューさんは……」 『どうした!貴様等そんな様でフリーザ様のお役に立てると思っているのか!
なめるなよ! 貴様らっ! !」 スラッグは恐怖を押し込み怒りを前面に押し出した。 その勢いで腕を伸ばし悟空とベジータを捉えようとする。 しかし。 「! ?」 「この程度の攻撃が今の俺達に通用すると思ったのか……貴様こそ、今の俺達をなめるなよ……スラッグ」 悟空はそう言い放つ。 伸ばされたスラッグの腕、それを悟空とベジータは片手で掴んでみせたのだ。 しかも引き戻そうといくら力を入れて引っ張ってもビクともしない。 パワーの差は歴然だった。 さらにベジータは手に力を込めながら言う。 「だが、わざわざ腕を差し出してくれるとはありがたいぜ……そらっ! !」 「だあっ! 俺は怒ったぞ フリーザー. !」 「があああああっ! ?」 悟空とベジータはほぼ同時にスラッグの腕を引っ張り、力任せに引きちぎった。 スラッグの痛々しい叫びが時の庭園に響く。 両腕から大量の血を流し、スラッグは激痛に悶え狂う。 そんなスラッグに対し悟空とベジータは冷静に引きちぎった腕を投げ、気で消滅させた。 そしてこんな言葉を投げかける。 「どうした? 再生しろよ、スラッグ……出来るだろ?」 「ぐ、ぐうううううっ……! !」 「待ってやると言っているんだ、さっさとしやがれ」 「が、うう……あああああっ!」 言いなりになるようで癪だったがスラッグは両腕を再生する。 腕が無ければどうにもならないからだ。 その様を見て悟空とベジータはニヤリと笑みを浮かべる。 「それでいい……貴様にはなのはとフェイトの痛みと苦しみを何倍にもして返すと決めているんだ」 「息が上がっているぞ? まだまだ倒れてくれるなよ?」 「はぁっ……はぁっ……くそおおおおおっ! !」 スラッグは不意打ち気味に眼から怪光線を放つ。 屈辱だった、ここまでコケにされるのは初めてだった。 怒りに身を任せ放った怪光線。 それは真っすぐ悟空とベジータ目掛けて進み、その顔面に直撃する。 ニヤッと笑うスラッグ。 当たった、確かに――これならば最低でもダメージは免れないだろう、そう思っていた。 だが現実はスラッグに対して無慈悲だった。 「自信満々に放ったわりには大した事ないな……この程度か」 「拍子抜けだぜ……これが貴様の限界というわけか」 「あ……ああ……」 悟空とベジータは無傷だった。 正確に言えば口から微量の血が流れてはいたが、それだけだ。 スラッグは後ずさる。 ここまでの差があるなんて、先ほどまで自分にボロボロにされていた奴らと同一人物とは到底思えなかった。 思わずスラッグは尋ねる。 「貴様ら……本当にサイヤ人か……?」 「他に何に見えるってんだ?