1、2、3、4、5…… 運動前に腕を交差させて、肩を伸ばしたりしますよね。この運動は必要でしょうか? もうお分かりですよね。 そう、必要ありません! ストレッチすると筋肉が伸びてしまいます。それだけを聞くと、良いことをしているように思いますよね。でも、良いことばかりではないのです。 例えば、肩の後ろの三角筋後部を伸ばしたとしましょう。ストレッチをした結果、普段とは違う筋肉になってしまいます。つまり筋肉が伸び過ぎるのです。ということは、同じ動作でも普段より動き過ぎてしまうということです。そうなると肩はびっくりしてしまい、今度はどこかの筋肉を硬くしてしまいます。 これ以上動くな! そう指令を発して、肩の前の筋肉などを硬くしてしまうのです。その状態で肩を動かしてみてください。どうなると思いますか? 肉離れの原因になってしまうのです…… 怪我をしないために行うはずのストレッチが原因で怪我をしてしまうとは、本末転倒ですよね。ではどうすればいいのでしょうか。 身体を動かす前にストレッチを行う場合は、動きを多く入れましょう! ベストなのは促通系、つまり関節をちゃんと動かしてあげるストレッチです。歩きながら、身体をねじる動きなどは効果的です。 ただ静的なストレッチを行う場合は、注意をしなければなりません。身体を動かさず行うストレッチは筋肉を伸ばすということを意図的にやるので、実は怪我をしやすいのです。 クールダウンの方法 静的なストレッチが効果的な場面もあります。それが運動を終えた後のクールダウンです。 なぜ、効果的かと言うと…… 筋肉が疲れているからです! 疲れた筋肉はどうなっていると思いますか? 実は、筋肉の中の繊維がプツンと切れてしまい、修復に必死です。 スポーツの後、身体が熱くなったりしませんか? 【TBS『金スマ』出演で大反響となった中野ジェームズ修一が教える!】9割の人が間違っている!よかれと思ってやっているそのストレッチ、じつは逆効果かも!? | 10年後、後悔しない体のつくり方 | ダイヤモンド・オンライン. 筋肉を修復するため血流を集めた結果、熱がこもるからなんです。その熱は外に逃がしてあげなければなりません。 だからクールダウンが重要なのです。 クールダウンのストレッチはゆっくりと長く行いましょう。目安は30秒以上です。余裕があれば1分半くらい行なってください。前の筋肉をストレッチしたら、後ろの筋肉もゆっくりとストレッチしましょう。 促通とは? で、促通って何? ストレッチの方法で登場したとき、詳しく説明していませんでしたね。とても重要なトピックスなので、最後に詳しく説明しましょう。 促通とは、関節がちゃんと動くように促すことです。例えば、アクシスツイストなどが促通に含まれます。 クールダウンのときはストレッチだけでなく、促通も効果的です。それだけではありません。ウォーミングアップやリハビリ系のストレッチにも有効です。 最後に今回の内容を復習しましょう。 ウォーミングアップは動的なストレッチ、クールダウンは静的なストレッチです。ウォーミングアップで静的なストレッチを行うと怪我の原因になります。小脳のイメージ以上に身体が動いてしまうことで捻挫をしてしまうのです。そうならないように、自然体の状態で関節を動かすなどして、身体を温めていきましょう。 ちなみに、リハビリのストレッチは、細かく設定されています。 その内容に則って、身体を動かしていってください。 ストレッチに対する間違った考えを改めて、効果的なストレッチを行っていきましょうね。 この記事を動画で見る

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なので、 ひとくくりにストレッチ意味ないと言ってしまうのは勘違いを生んでしまいそうです。 ストレッチとひとくくりにせず、静的ストレッチと言ってもらえると良かったですねー。 ということで、運動前に動的ストレッチはやりましょうね! 静的ストレッチと動的ストレッチの違い ここから 静的ストレッチと動的ストレッチの違い についてみていきましょう! 静的ストレッチは 反動をつけないでじっくり筋肉を伸ばすストレッチ 筋肉の柔軟性を高めて、カラダの可動域を広げるために行います。 動的ストレッチは 動きながら反動をつけて行うストレッチ 運動する準備の段階で筋肉に刺激を入れるために行います。 では なぜ静的ストレッチが運動前に必要ない と言われているのでしょうか? 大きな要因は リラックス効果 になります。 静的ストレッチをすると副交感神経優位になり、身体がリラックスしようとします。 これは今から運動をしようとしているのに、反対の作用になりますよね? 本来はこれから動くので身体を興奮状態に持っていきたいわけです。 運動前に静的ストレッチをしない方が良い?? ココに関して、トレーナーとして私の意見になりますが ちゃんと 目的意識をもって使い分ければよい と思います。 運動前であっても、慢性的な腰痛や痛みなどが身体に出ていて、 しっかりと柔軟性をだしてから軽い運動に入った方がスムーズに動く場合もあります。 軽く静的ストレッチを入れた後に、 しっかり動的ストレッチをしてトレーニングに入るのも良いでしょう。 大切なのは良い悪いではなく、 論文などの情報とトレーニングをする方の身体の状態を踏まえたうえで 何がベストなのかを考えることが大切かなと思います。 私が指導しているときはどうしているのか? まずは軽い有酸素運動を10分ほど行います。 ジョグやバイクで、じんわり身体が汗ばむくらいで大丈夫です。 体の血流をよくして筋肉の温度を温め、これから動きますよーと身体に伝えるイメージです。 ここから必要に応じて軽く静的ストレッチも入れます。 その後に動的ストレッチをやるので、 少しリラックス状態に向かったとしてもまた興奮状態に持っていけると思っています。 軽くここでまとめておきますと、 「トレーニングする前に静的ストレッチを怪我の予防を目的として行っても意味ないよ」 という話でしたが、 ただ単に良い、悪い、やる、やらないではなく、 科学的情報を頭に入れつつ、個々の状態や目的を踏まえて 必要に応じて決めていけばよいということです。 最後に 「トレーニング前に動的ストレッチはやったほうが良い」 ことはわかってもらえたかと思いますので、 トレーニング前にやっておきたい動的ストレッチの動画を紹介しておきます。 動的ストレッチだけでも割と良いトレーニングになったりします!

ストレッチするなら 運動前でなく運動後 ウォーキングでもジョギングでも、大事なのは運動前より運動後の 整理運動(クールダウン) です。 アスリートのクールダウンにはいくつかの方法がありますが、なかでも一般の方にぜひやってもらいたいのは、 「静的ストレッチ」 (スタティック・ストレッチング)です。 ストレッチには全身をダイナミックに動かして反動を使う「動的ストレッチ」(ダイナミック・ストレッチング)もありますが、クールダウンのときには反動を使わないで筋肉を静かにじわじわと伸ばす静的ストレッチが有効です。 筋肉は収縮する(縮まる)ときに力を発揮しますが、運動を終えても筋肉はしばらく興奮しているので、収縮モードのままで緊張し続けています。 この筋肉の緊張をオフにしてあげないと、疲労回復が遅れたり筋肉の張りや硬さ、痛みなどの不調につながったりします。 運動後の静的ストレッチは、筋肉の緊張をオフにして弛緩させ(ゆるめて)、柔軟性を回復させてくれる効果があります。 運動後に何もケアをしてあげないと、筋肉の緊張が解除されず、柔軟性がダウンしてしまうのです。 すると、ウォーキングやジョギングでストライドを延ばしたり、思ったようにペースアップできなくなったりして、有酸素運動の効果が落ちてしまいます。 【次回へ続く】

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