医療費控除では、自分ひとりの医療費だけではなく、 家族全員の医療費が対象 になります。 正確には「 生計を一 (いつ) にする 」家族である必要があるのですが、この定義は意外とあいまいなんですよね。 定期的に仕送りなどを行っている親族であればひとつ屋根の下に暮らしている必要もないですし、生活費のすべてを負担している必要もありません。 たとえば下記のような場合は、問題なく合算することが可能です。 単身赴任している夫 一人暮らしをする息子(学費を仕送り) 離れて暮らす両親(生活費を仕送り) 施設に入所する両親(療養費を仕送り) ちなみに法令上では、仕送り金額が「 いくら以上じゃなきゃダメ 」というルールは存在しません。 また送金している事実を証明する義務もありません。 ただし、税務署などから確認があった場合に「 定期的にこのくらいの金額を送金してるよ 」という証明ができるようにしておいた方が安全でしょうね。 もしあなたのまわりに生計を一にできそうな親族がいたら、「病気や歯医者、薬局とかに行ったらレシートを取っといて」とお願いしておきましょう。 なるべく年初のうちにね。 領収書・レシートを失くした!そんな時は…? 医療費控除をうけるためには、領収書やレシートを書類に添付する必要があります。 いくらお金がかかったのか?を証明するわけですから、まあ当然ですよね。 でももし 領収書やレシートを失くしてしまった場合どうすればいいのでしょうか? あきらめるしかないのでしょうか? いえいえ、まだあきらめるのは早いですよ! 以下のような方法を試してみてください。 領収書を再発行してもらう! 医療費控除 領収書 ない 医療費のお知らせ. 領収書を紛失してしまったときは、 再発行できるか を病院などに問い合わせてみましょう。 ただし、領収書を再発行するということは「2回お金を支払った(受け取った)」と証明することになってしまうので、対応してくれない病院も多いようです。 その際は次の方法を試してみましょう。 領収証明書を発行してもらう! 「 領収証明書 」または「 支払証明書 」というものがあります。 これは領収書とは別ものですので、基本的にはどこの病院も応じてくれるはずです(ただし1週間など時間がかかる場合があります)。 ちなみに領収証明書の発行は" 有料 "であることがほとんどです。 還付金が千円くらいなのに、再発行に千円以上かかっちゃった…なんてマヌケなことにならないよう注意してくださいね。 自作の明細書をつくる!

  1. 医療費控除 領収書 提出方法
  2. 医療費控除 領収書 ない 医療費のお知らせ

医療費控除 領収書 提出方法

健康診断か予防接種を受けないと適用されない セルフメディケーション税制は、健康診断か予防接種を受けていなければ利用できません。 なぜなら、セルフメディケーション税制の趣旨は、「できるだけ医者に行かずに自分で健康管理して、病気を予防して、治してほしい」ということだからです。 「健康管理・病気の予防の努力をしていること」+「自分で治そうとしていること」 の両方が求められているというわけです。 健康診断・予防接種として認められるのは、以下のようなものです。 勤務先で受ける健康診断・人間ドック等 健康保険組合・市町村国保等が実施する健康診断・人間ドック等 市町村が生活保護受給者等を対象として行う健康診査 メタボ検診(特定健康診査)または特定保健指導 市町村で受けられるがん検診 これらを受けたことの証明として、健康診断結果通知書や、予防接種の領収書をとっておく必要があります。 健康診断結果通知書はコピーの提出を求められますが、その際、診断結果の部分を黒塗りにして出しても差し支えありません。なぜなら、健康診断を受けたことが分かりさえすれば「日頃から健康管理に気を使っている」という証明になるからです。 3. 医療費控除の申請方法 医療費控除に必要な書類 医療費控除を受けるためには、従来の医療費控除とセルフメディケーション税制とどちらを選ぶにしても、確定申告をしなければなりません。 その際、以下の書類が必要です。 領収書など医療費の支出を証明する書類 医療費控除の明細書【内訳書】 サラリーマンの場合はこれらに加え、 給与所得の源泉徴収票 が必要です。 確定申告書等作成コーナーを使うとラク 確定申告書の作成は、国税庁のホームページの「 確定申告書等作成コーナー 」が便利なので、利用することをおすすめします。ここで「医療費控除の明細書」も作成することができます。 画面に従い、必要事項を入力し、プリントアウトし、押印して必要な書類を添付して税務署に送付すれば完了です。 あるいは、確定申告自体をオンラインで行う e-Tax というシステムもあります。 まとめ 医療費控除は、治療費の重い負担を減らすための所得控除の制度です。 現在は、従来の医療費控除とセルフメディケーション税制の2つがあり、どちらか一方しか利用できません。 したがって、もしも両方の条件を満たすことになった場合には、どちらか有利な方を一つ選ぶことになります。 いずれにしても、自ら確定申告をしなければ受けられないものなので、見過ごさないように注意が必要です。

医療費控除 領収書 ない 医療費のお知らせ

セルフメディケーション税制の詳細はこちらをご確認ください セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について 適用開始時期 所得税 平成29年分の確定申告 個人市民税・県民税 平成30年度の市民税・県民税の申告 経過措置 平成29年分から令和元年分までの所得税の確定申告については、医療費等の領収書の添付または提示によることができます。 ※令和2年分以降の所得税の確定申告については、医療費等の領収書の添付または提示ではなく、医療費の明細書を添付しなければなりません。 平成30年度から令和2年度までの個人市民税・県民税の申告については、医療費の領収書の添付または提示によることもできます。 ※令和3年度以降の個人市民税・県民税の申告については、医療費等の領収書の添付または提示ではなく、医療費の明細書を添付しなければなりません。 医療費通知の活用 医療保険者から交付を受けた 医療費通知(原本) を添付すると医療費の明細書の記入を一部省略することができます。(セルフメディケーション税制除く) 医療費通知とは、健康保険組合等が発行する「医療費のおしらせ」等です。 ただし、医療費通知に以下の 6項目すべての記載がない場合は、医療費明細書の明細欄への記入が必要 となりますので、あらかじめご確認いただきますようお願いいたします。 1. 被保険者の氏名 2. 療養を受けた年月 3. 療養を受けた者 4. 療養を受けた病院、診療所、薬局等の名称 5. 被保険者が 実際に支払った医療費の額 6. 保険者等の名称 ただし、次の項目を申告する場合は、明細書または医療費通知と併せて、下記の書類が必要となりますので予めご確認ください。 1. 寝たきりの方のおむつ代 医師が発行した「おむつ使用証明書」 (補足)おむつ代について医療費控除を受けることが2年目以降で介護保険法の要介護認定を受けている一定の方は、市町村長等が交付する「おむつ使用の確認書等」をおむつ使用証明書に代えることができます。 船橋市の介護保険を受けている方は、こちらでご確認ください。 おむつ代の医療費控除で必要となる証明書について 2. 温泉利用型健康増進施設の利用料金 温泉療養証明書 3. 指定運動療法施設の利用料金 運動療法実施証明書 4. ストマ用装具の購入費用 ストマ用装具使用証明書 5. 医療費控除 領収書添付. B型肝炎患者の介護に当たる同居の親族が受ける同ワクチンの接種費用 医師の診断書 (その患者がB型肝炎にかかっており、医師による継続的治療を要する旨の記載があるもの) 6.

まずは、医療費通知を確定申告書に添付した場合には、医療費の領収書保存が不要になりますので、医療費通知の利用ができないか、を検討しましょう。 最後の手段として、医療費通知が利用できない場合には、だめもとですが、税務署等に相談してみましょう。医療費を支出したことがわかる書類(家計簿など)や、お薬手帳、日付や医療機関名・医療内容等を記載した一覧表や医療費通知として認められない電子データなどなど、領収書等としての証明はできないが、医療を受けたという証明ができる書類等を、できるだけ多く集めて、だめもとで、税務署等へ相談してみましょう。 注:あくまでも、例外ケースとなりますので、原則としては、認められない!ということを前提に、相談してみることになります。(必ず認められるわけではありません。あくまでも相談するということです) 実際の記載方法は? 医療費控除の明細書の2医療費(上記1以外)の明細という欄に記載していきます。 記入する内容は、 ① 医療を受けた方の氏名 医療を受けた方の氏名を記入します。 ② 病院・薬局などの支払先の名称 診療を受けた病院や医薬品を購入した薬局などの支払先の名称を記入します。 ③ 医療費の区分 医療費の内容として該当するものを全てチェックします。 ④ 支払った医療費の額 医療費控除の対象となる金額を記入します。 ⑤ ④のうち、生命保険や社会保険などで補填される金額 生命保険契約、損害保険契約又は健康保険法の規定等に基づき受け取った保険金や給付金(入院費給付金、出産育児一時金、高額療養費など)がある場合に、その金額を記入します。 ※ 保険金などで補塡される金額は、その給付の目的となった医療費の金額を限度として差し引きますので、引ききれない金額が生じた場合であっても、他の医療費からは差し引きません。(これは勘違いしている人が多いので注意して下さい。) 医療費控除の明細書 医療費控除の明細書 (国税庁HPより) 日々の領収書等の整理をして、失くさないことが重要です。確定申告期限の直前に、あわてて対応することがないように、日ごろから準備しておくことが大切になります。 【関連記事をチェック!】 「医療費のお知らせ」が届かない場合どこに請求したらいい? 医療費控除の還付金は、いくら?計算方法はコレ 確定申告のときに税務署に提出する持ち物チェックリスト 源泉徴収票はいつもらえる?どこでもらえる?

Sitemap | xingcai138.com, 2024

[email protected]