ホーム > 書籍詳細:隣のずこずこ 試し読み 読み仮名 トナリノズコズコ 装幀 真造圭伍/装画、新潮社装幀室/装幀 発行形態 書籍 判型 四六判変型 頁数 250ページ ISBN 978-4-10-351661-3 C-CODE 0093 ジャンル SF・ホラー・ファンタジー 定価 1, 650円 日本ファンタジーノベル大賞2017受賞作。 「あいつ」が現れてから私たちの平凡な日常は一変した、はずだった――。 中学3年生のはじめが住む矢喜原町に突如、伝説の「あいつ」と謎の美女・あかりさんがやって来た。なんでも1カ月後に「あいつ」は町を破壊し尽くし、町民はみな丸呑みにされるという。え、マジすか? はじめたちは計画阻止のため、ゆるゆると奔走するのだが……。全選考委員興奮&絶賛の新時代のファンタジー小説!

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"という負い目はありました。小説に本腰を入れ始めたのは二二歳からなんですけど、二五歳までやって全くダメだったらやめちまおうと思っていたんですよ。三年間、本気でやってもダメならたぶん、僕は一生やってもダメだろうと」 そして、「それまでで一番自分の好きなように書いた」作品で見事大賞を受賞し、作家デビューの夢を掴んだのだ。 「偶然書けたという感覚が強いんですよ。賞金をもらって気が大きくなって、東京に出てきたのは失敗だったんじゃないかと最近後悔しつつあります(笑)。次は何を書こうかなと頭の中で考えても、なんにも浮かばないんです。とにかく文章を書いてみて、書いたものから想像を膨らましていくと、それまで考えもしていなかったことを思い付いたり、なんとなく次の文章が見えてくる。自分にはそのやり方しかないんだろうなと思っています。だから……とにかく書くしかないんですよね」 著者プロフィール 1994年、兵庫県尼崎市生まれ。大谷大学文学部卒。2017年10月、「隣のずこずこ」で日本ファンタジーノベル大賞 2017を受賞。

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のどかな冒頭からは想像できない展開に、読んでいる方が右往左往してしまいました。読後、まさかこのタイトルにゾッとするとは。 丸善松本店 田中しのぶさん 「不条理な怪異」とはこういうことだったと頭をはたかれた気もちになった。どこかコミカルなのに容赦のない展開は、登場人物達の個性とあいまって私達に納得させてしまう力を持っている。 宮脇書店本店 藤村結香さん 狸がズコズコ歩く姿は想像すると何だか可愛げがあるのに得体が知れないところが異常に恐い。おかしみを含んだ狂気に満ちていました。 文教堂二子玉川店 高橋茜さん まとめ テーマでくくる 本選びのヒント 著者プロフィール 1994(平成6)年、兵庫県生れ。大谷大学文学部卒業。2017年『隣のずこずこ』(「権三郎狸の話」改題)で日本ファンタジーノベル大賞2017を受賞しデビュー。 判型違い(文庫) この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。 新刊お知らせメール 柿村将彦 登録 書籍の分類 ジャンル: 文学・評論 > SF・ホラー・ファンタジー 発行形態: 書籍 著者名: か

柿村将彦 『隣のずこずこ』 | 新潮社

【日本ファンタジーノベル大賞(2017)】中学3年生のはじめが住む町に突如、伝説の〈あいつ〉と謎の美女・あかりさんがやって来た。今日から1カ月後に〈あいつ〉は町のすべてを「なかったこと」にしてしまうのだという。はじめたちは計画阻止にのりだすが…。【「TRC MARC」の商品解説】 西日本のある片田舎に伝説の「あいつ」と謎の美女が現れて……。全選考委員絶賛の「日本ファンタジーノベル大賞2017」受賞作!【本の内容】

Posted by ブクログ 2021年02月06日 物語の端々で、想像が膨らむ。 「この後って、」「この言葉って…」と読む人によって色んなお話が出来上がりそうです。 終わりに向けて、どんどん加速していくお話でした。 このレビューは参考になりましたか? 2020年12月31日 本作の読みどころは、日常では「悪」と見做される行為が、日常が崩壊したそばから仕切りを失って主人公の行為に雪崩れ込んでくるところにあると私は感じた。淡々としているところが、逆に凄まじい。だから、主人公と一緒に、自分の倫理観も麻痺していく。報復、暴行、火付、殺人。つくづく、「善行」なんてものは、極めて条... 続きを読む 2021年07月20日 不思議なお話。まさにファンタジー!? 唐突に始まり、唐突に終わる。 何このエンディング!? 面白かったんだけど、話は全然終わらない。 この後、どうなるの?これから先どうなるの?

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