#ぽんぽこ #ジブリ — アンク@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) August 28, 2015 最後、人間に化けて働いていた正吉が、狸姿で宴会をする友人たちを見つけ、変化を解いて駆け寄っていく姿がありますが、あれを見る限り、「共存」自体はしていないのではないかと考えられます。もし仮に共存しているなら、隠れるように宴会はしませんし、人間の姿から狸に戻るという描写も入れないでしょう。 多少なりとも緑は残したものの、すべては人間主体の土地づくりとなっており、動物たちのことを考えたからといって、それが本当に動物にとって住みやすい土地なのかは甚だ疑問です。そもそも、共存できるような土地であれば、人間に化けて働きに出ることもないでしょう。 狸が愉快に踊っている姿に勘違いしそうになりますが、彼らが人間によって住む場所を奪われた事実、現状は何も変わってはいないのです。 「平成狸合戦ぽんぽこ」イメ-ジアルバム 考えれば考えるほど、ワンカットワンカットに意味が見出せる『平成狸合戦ぽんぽこ』。裏設定や都市伝説に関して、監督本人が明言していないことも多くありますが、そうやって「考えさせる」ことも、高畑監督の思惑かもしれませんね。
— アンク@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) August 28, 2015 開発は進んだものの、多摩地区は現在も自然が残る場所。一部の道路には「動物飛び出し注意」の標識が狸の絵とともに立っているようです。この2作品の舞台となったということも広く知られており、なんと「人間に化けた狸がいる」「開発で死んでしまった狸の幽霊が出る」というような都市伝説もあるんだとか。 3. ストーリーのモデルとなったのは伝説「阿波狸合戦」 四国からやってきた隠神刑部を演じているのは、「裸の大将放浪記」などの名優・芦屋雁之助さん。六代目金長は今年3月に亡くなられた3代目桂米朝師匠。太三朗禿狸は、2005年に亡くなられた5代目桂文枝師匠です。 #ぽんぽこ #ジブリ — アンク@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) August 28, 2015 実は、本作のストーリーには題材となった伝説がありました。それが「阿波狸合戦」です。江戸時代の終わりに阿波国(現在の徳島県)で起きたといわれる、狸たちによる戦いです。 ある日、狸の金長(きんちょう)が人間たちにいじめられているところを、染物屋の茂右衛門(もえもん)が助けました。その後金長は茂右衛門の家で奉公する少年に取り憑き、茂右衛門のもとに数々の幸福を呼び込みました。そして金長は一人前になるため、四国の総領狸の六右衛門(ろくえもん)に弟子入りします。 めきめきとその能力を伸ばした金長のことを、六右衛門はいつしか恐れるようになります。修行を終え、故郷へと帰る金長を六右衛門からの追手が襲いました。金長は逃げきったもののその仲間が殺され、金長は仇を討つべく故郷の狸たちと共に立ち上がったのでした。こうして起きたのが阿波狸合戦です。 『平成狸合戦ぽんぽこ』には六代目金長という年老いた狸が登場しますが、彼は金長の子孫という設定。本作以外にも1958年公開の映画『阿波狸変化騒動』など、阿波狸合戦を題材とした作品は存在しています。 4. 狸たちの伝統、化け学とは? 「平成狸合戦ぽんぽこ」で高畑監督は狸たちをシーンに応じて異なる複数の姿で描きました。さらに特定の狸を主人公とはせずに、様々なキャラクターを登場させることによって作品は「狸たちの群像劇」となっています。(次のツイートへ続く…) — アンク@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) August 28, 2015 本作に登場する「化け学」とは狸たちの間で伝統的に語られているもので、人間を驚かせたり見誤らせたりする技術全般のことです。作中では、これを身につけている動物は狐と一部の猫だけで、現代においてはこの技術を失っている並ダヌキも多いとされていました。 狸が得意とするのはお化けや妖怪に変身することや幻覚を与えることで、金長のように人間に取り憑くこともできます。また作中に登場する通り、オスの狸は金玉を広げ様々に変形させると言われています。 しかし高度な技術を必要とする場合や大がかりな幻術は大変体力を消耗します。長時間化けている場合は目の周りに「タヌキ隈」が出て、もとの姿に戻ってしまうとされており、中には力尽きて絶命してしまう狸もいるほどです。 5.

皮肉たっぷり!『平成狸合戦ぽんぽこ』の名言 この『平成狸合戦ぽんぽこ』には、 他のジブリ 映画では見られない「悲痛な死」 が描かれているシーンがあります。 人間たちがタヌキを殺したり、逆にタヌキが人間を殺してしまうという残酷な内容があるのですが、それを明るいコメディタッチの作品に上手く溶け込ませて表現しています。 この映画で訴えるのは、単純に 「人間の環境破壊、動物虐殺が悪い!」というものではない のです! そこには、タヌキたちから見た 「人間たちのおろかさ、ひどさ」、「現代社会に生きる人間の苦しみ」 をも表しており、それはまたタヌキたちの行動を通して、同様のメッセージが込められているのです。 そして何より後味悪い部分なのは、 「人間たちと動物たちが対立するこの問題を解決するための、はっきりとした答えがない!」 という所です。 「そんな簡単にはいかない。だから私たち人間はどうするのか?」という質問を投げかける作品で もあります。 そんな作品の中から、私たち 人間への警鐘とも取れる名言 を10選、ご紹介します!

公式 (@kinro_ntv) April 5, 2019 狸たちが自然豊かな風景に土地を戻す化け学を見ても、彼らの望む自然は少し残った木々ではなく、動物たちが駆け巡る緑豊かな土地であることがわかります。『耳をすませば』で登場する「コンクリート・ロード」という曲は、そんなわずかばかりの自然しかない多摩ニュータウンを皮肉った歌で、その歌詞にキャラたちは笑ってみせますが、『平成狸合戦ぽんぽこ』のことを考えると、笑えない歌詞ですよね。 実際登場しているので、都市伝説と言えるかどうかは微妙なラインですが、『平成狸合戦ぽんぽこ』には他のジブリ作品のキャラクターが多く登場します。まず目につくのは、独楽に乗った『となりのトトロ』の「トトロ」ですね。次に、鳥のそばで空を泳いでいるのが、『おもひでぽろぽろ』のタエ子です。 龍のあとに続くのは、『魔女の宅急便』の「キキ」。人ならざるものばかりの中で、人間姿のタエ子とキキはやはり目立ちますよね。一体どの狸が化けているのかも気になるところです。 また、はっきりとキャラクター自身の姿は見えませんが、『紅の豚』主人公「ポルコ・ロッソ」の相棒でもある真っ赤な「サボイアS.

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