今後は保険適用を進めていく方針 前掲の表のように、まだ保険が適用されるものが少ない再生医療ですが、国は今後その範囲を広げていく予定のようです。 というのも、 再生医療に対する期待が非常に高く 、「自分が罹患している病気に対しても、早く保険適用で再生医療が受けられるようになってほしい」と切望する患者が多くいるためです。 そこで国は、 有効性が推定され安全性が確認されたものについては、「条件および期限付き」で早期に承認、保険適用できる制度 を設けました。 前掲の表で「<条件及び期限付き承認>」のリストにあがっている疾患の治療がそれにあたります。 ただ、これらの治療は、承認後にあらためて有効性と安全性の検証がなされる必要があります。 2. 膝・股関節・脊髄損傷の再生医療(幹細胞治療)-リソークリニック【公式】. 保険が適用されるもの・されないものと自己負担額 では、実際に再生医療を受ける際には、どれくらいの自己負担額で治療を受けられるのでしょうか? 保険が適用されるもの、されないものに分けて見ていきましょう。 2-1. 保険適用されるもの 現在保険適用が認められている再生医療については、 原則的に医療費の 3 割が自己負担 となります。 ただし、以下の者は例外です。 ・ 75 歳以上の者: 1 割負担(現役並み所得者は 3 割) ・ 70 〜 74 歳の者: 2 割負担(現役並み所得者は 3 割) ・ 6 歳(義務教育就学前): 2 割負担 例えば 100 万円の医療費であれば、 3 割負担= 30 万円が自己負担です。 もし 医療費の自己負担額があまりに高額の場合は、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分をあとで払い戻す「高額療養費制度」 というものがあります。 保険診療の場合、以下の表の限度額以上を負担することはありません。 ※出典:厚生労働省ホームページ「医療費の自己負担」より ちなみに一例をあげると、 2019 年に脊髄損傷を改善させる再生医療等製品「ステミラック注」が保険適用となりましたが、この治療は 1 回分が 1495 万 7, 755 円と非常に高額なものです。 3割負担でも 448 万 7, 326 円となってしまいますが、高額療養費制度があるために何百万円も支払う必要はありませんので安心してください。 参考: 「医療費の自己負担」 (厚生労働省) 参考: 「【中医協総会】ステミラックの保険適用了承‐算定薬価は1回1496万円」 (薬事日報) 2-2.

  1. 膝・股関節・脊髄損傷の再生医療(幹細胞治療)-リソークリニック【公式】
  2. 再生医療は保険適用される?適用される治療と適用されない治療を紹介

膝・股関節・脊髄損傷の再生医療(幹細胞治療)-リソークリニック【公式】

乳房再建 乳がんによる乳房切除などに対応して、再生医療で乳房再建をするには、 ・脂肪組織由来再生幹細胞を用いた自家培養細胞による治療 が行われています。 これを実施している E クリニック(仮名)では、以下の費用を公表しています。 Eクリニック(仮名)での脂肪組織由来再生幹細胞による乳房再建<自家培養脂肪+自家脂肪移植> 1 )乳房温存の場合 ・脂肪の採取 + 初期培養費用:約 200, 000 円 ・培養脂肪移植 + 脂肪吸引 + 自家移植手術 + 全身麻酔:約 600, 000 〜 800, 000 円 合計 約 800, 000 〜 1, 000, 000 円 2 )乳房全摘の場合( 2 回移植) ・脂肪の採取 + 初期培養費用:約 200, 000 円( 1 回) ・培養脂肪移植 + 脂肪吸引 + 自家移植手術 + 全身麻酔:約 600, 000 〜 800, 000 円 × 2 回 合計 約1, 600, 000〜2, 000, 000円 ここで紹介した5つの例はすべて、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」にしたがって厚生労働省に届出をしている医療機関で、ホームページなどで治療にかかる費用を公表しています。 再生医療を受ける際にはこの 2 点、 ・厚生労働省に届出をしているか ・医療費を明らかに公表しているか を確認することをオススメします。 3. まとめ いかがでしたか? 再生医療と保険適用について、よくわかったかと思います。 では最後にもう一度、記事内容をおさらいしてみましょう。 ◎ 再生医療には保険適用のものもあるが、現在は多くの再生医療は保険適用外 → 今後は保険適用を進めていく方針 ◎ 先進医療に認められている治療は、一部に保険適用される ◎ 保険適用外のものは、全額自己負担 → がん、変形性膝関節症、アンチエイジング、脱毛症、乳房再建など これを踏まえて、あなたが自分で納得いく費用で再生医療を受けられることを願っています。

再生医療は保険適用される?適用される治療と適用されない治療を紹介

骨髄液の採取・採血 培養用の血液を採取します。 次にベッドにうつ伏せになり、局所麻酔を使って痛みをなくします。その次に骨髄穿刺針を用いて、腸骨から骨髄液を採取します。 04. 幹細胞の培養及び検査 採取された骨髄液から骨髄幹細胞を抽出し、ふくとみクリニック内にある培養室で約4週間かけて大切に培養を行います。 骨髄幹細胞の培養は、厳格な品質管理のもとで行われます。 培養した細胞については、無菌試験、マイコプラズマ試験、エンドトキシン試験を行います。(約2週間) 05. 幹細胞の投与 培養によって増殖したご本人の骨髄幹細胞を静脈点滴注射により体内に投与します。 06. 予後検診 最終投与より3か月後、6か月後、1年後に検診に来て頂きます。 検診では、治療後の経過を患者様にお聞きし、患者様の状態を把握したうえで、今後の治療に関してお話しさせていただきます。必要に応じて、その他専門医師へのご紹介も行います。 治療内容 治療費用 診察・カウンセリング 11, 000円 (税込) 血液検査 4, 400, 000円 (税込) 脊髄再生医療 治療内容 骨髄穿刺(骨髄採取)・血清用採血2回・骨髄幹細胞培養及び安全性検査・骨髄幹細胞注入(点滴) 1回・検診(3ヶ月・6ヶ月・1年)・処方薬

現状、すべて自費診療になります。 また医療保険や高度先進医療保健も適用されません。 治療費のよくあるご質問 どうして幹細胞点滴による再生医療の費用は高額なのですか? 当院での幹細胞点滴を用いた再生医療が高額な理由は、主に3つございます。 具体的には、 「細胞の培養にあたり、非常に高いコストがかかること」、「再生医療に最適なリハビリも費用に含まれていること」、「健康保険が適用されないこと」 の3点です。 ただし、現在唯一健康保険の適用となっている「ステミラック注」も、薬価が1495万7755円(自己負担1~3割の場合150~450万円ほど)のため、高額である点に代わりはありません。 今後、より幹細胞点滴による脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)や脊髄損傷の治療が一般化されてくることで、費用も下がってくると思われます。 幹細胞点滴治療による再生医療が高額な理由 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脊髄損傷の後遺症改善を目的とした幹細胞を用いた再生医療は、まだまだ一般的な治療にはなっておらず、費用も安価とはいえません。ここでは「どうしてそんなに高額なのか?」という事についてご説明いたします。 支払い方法は? 現金支払い、お振込み、クレジットカード にてお支払いいただいております。 振込でのお支払い希望の場合は、初診後、同意書をご提出いただきました段階で振込口座をお伝えいたします。骨髄穿刺の当日までにお支払いください。ご入金確認後、領収書を発行いたします。(振込手数料は患者様ご負担となります) クレジットカードでのお支払いは、 VISA / MASTER / JCB / AMEX / DINERS などの各種カードのご利用が可能です。 カード支払いによる手数料はございません。 ご利用のカードの月額限度額が設定されている場合がございますので、お持ちのカード会社に事前にご確認をお願いいたします。 また、1枚のカードで限度額に達した場合は、複数枚のカードで決済していただくことが可能です。 領収書も発行いたします。 高額療養費制度とは?医療費控除とは? 【高額療養費制度について】 月初から月末までの1か月で、一定の金額(自己負担限度額)以上の医療費を支払った場合に、 自己負担限度額を超えた金額が健康保険から支給される制度で高額療養費の対象となるのは、保険適用となる医療費のみです。 保険が適用されない部分の医療費や食事療養費の自己負担額、差額ベッド代等の自費部分は対象とはなりません。 【医療費控除とは】 納税者がその年の1月1日から12月31日までの1年間で一定金額以上の医療費を支払った場合に申告すると、所得税等が軽減されるというものです。 医療費控除の対象となるのは、支払った医療費が10万円(総所得金額等が200万円未満の方は、総所得金額等の5%)を超えた場合です。 医療費控除には、保険適用外の医療費等も含まれます。 ・国税庁 医療費控除の概要 ※ご不明な点があれば、管轄の税務署にお問い合わせください。 CONTACT 再生医療の お問い合わせ・ご予約はこちら 24時間受付!ご不明な点などお気軽に

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