これまで紹介した諸費用の内訳を参考に、いくら現金を準備しておけば良いのか考えてみましょう。 たとえば、土地評価額が1500万円で建物評価額が2500万円、購入価格が4000万円の中古マンションがあるとします。 この場合、印紙税は売買契約書やローン契約書など合わせて3万円、所有権移転や抵当権設定における登録免許税を含む登記費用はおよそ33万円、住宅ローン借入費用は融資手数料含めて73万ほど必要です。 このほか、固定資産税精算金として15万円、仲介手数料として136万円ほどかかったとします。 これらを合計すると、この中古マンションを購入する際の諸費用は約260万円必要です。購入価格が4000万円なので、諸費用の割合は6.

中古マンション購入時に掛かる諸経費とは?内訳を詳しく解説!

2019年の増税に伴って期間が延長された住宅ローン控除について詳しくご紹介します。 すまい給付金の対象が限定される 現金一括購入の場合、すまい給付金の対象が限定されます。すまい給付金とは、消費税率引き上げによる住宅購入の負担を軽減するために設けられた制度です。そのため、非課税取引となる個人間売買(売主が個人または消費税非課税法人)の中古住宅の取得は対象外になります。 現金購入の場合は、購入者が引き渡しを受けた年の12月31日時点で50歳以上、かつ年収650万円以下(あくまでモデル世帯での目安)の場合に、要件を満たす住宅を購入した場合には給付を受けられます。 ●すまい給付金に関する記事はこちら すまい給付金とは?対象要件や申請方法を解説!

住宅ローンを借りるときの費用としては、まず金融機関に支払う融資手数料が挙げられます。都市銀行などでは保証会社への事務手数料として数万円プラス消費税の定額制としている場合が多いのですが、「融資額×2%」などと定率制にしていたり、定額制と定率制のどちらかを選べたりする金融機関もあります。 仮に融資額が3000万円とすると、2%の定率制の場合は融資手数料が60万円(プラス消費税)となり、定額制と比べてかなり金額が高くなります。ただし、定率制の場合は金利が低くなったり、次に述べるローン保証料が無料だったりするケースが一般的です。特にネット系の銀行は保証料がかからない場合が多いので、その代わりに手数料を高めに設定している金融機関が少なくありません。 そのローン保証料ですが、この費用は保証会社に支払うものです。ローンの返済が滞った場合に、保証会社が代わってローン残高分を金融機関に支払います。かといって借りている人の返済が免除されるわけではなく、返済先が保証会社に代わるのです。 この保証料には一括払いと分割払いの2タイプがあります。一括払いの場合は返済期間などに応じて融資額1000万円当たり数十万円の保証料を借入時に支払います。35年返済の場合は1000万円当たり20万円程度のケースが多いので、3000万円借りた場合の保証料は60万円程度が一般的です。 一方、分割払いのタイプは保証料が金利に0. 2%程度上乗せされます。仮に3000万円を35年返済で借りるとして、金利が1. 中古マンション購入時に掛かる諸経費とは?内訳を詳しく解説!. 5%の場合の毎月返済額は9万1855円。金利が0. 2%上乗せされて1. 7%になると9万4822円となり、その差は3000円弱。35年間トータルでは125万円近い差となります。このように分割払いは当初の負担を軽くできますが、トータルでは負担が大きくなります。 住宅ローン借入費用としては団体信用生命保険(団信)の保険料も挙げられます。これは借りた人が返済中に万一死亡した場合などに、保険金でローンが完済されて家族に負担が残らないための費用です。保険料は金利に含まれるケースがほとんどなので、別途支払うわけではありません。ただしガンなど特定の疾病に対応した疾病補償特約を付ける場合は、0. 1~0. 2%程度の保険料が金利に上乗せされる場合が多くなります。 金融機関によって住宅ローン借入費用は異なります。 住宅ローンの選び方にはさまざまなポイントがありますのでこちらの記事も参考にしてみてください。 メリット・デメリットで考える、住宅ローンの損しない選び方・借り方 不動産取得税ってなに?

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