これは交換価値、と、使用価値の区別の説明です。 ダイヤモンドには、非常に高い交換価値がある。 高価な代価を支払わなければ、入手できない。しかし、 実際に、使い道について、かんがえてみるとダイヤモンドは、 ほとんど役に立つ場面はない。 食べられないし、芝刈りにも、使えないし、文鎮としても。 基本的に役立たずのぜいたく品なのです。 一方、水は、生きるうえで欠かせないものです。 飲む以外にも、水上交通や蒸気タービンなど、 多くの使い道があります。 実用的という意味では、 非常に高く評価されるわけです。 ところが日本では水は、非常に安価です。乾燥した地域を 除けば、そもそも水は空から、ただで、降ってきます。 それだけありふれたものなのです。 水の交換価値はかなり低くなるのです。 このように交換価値と使用価値はかならずも 一致しません。 ですから、ものの価格を、論じるときは、どちらの価値に ついて話しているのかを明らかにしなければなりません。 経済学で、価格の話をするとき、ふつうは 交換価値を指しています。ものの価値は、 希少性で、決まります。つまり、それを、 欲しがっている人の数にくらべて、 どれだけ不足しているか、ということです。

  1. 知らないとやっぱりマズい! 一から始める経済学入門 | 週刊ダイヤモンドの見どころ | 週刊ダイヤモンド

知らないとやっぱりマズい! 一から始める経済学入門 | 週刊ダイヤモンドの見どころ | 週刊ダイヤモンド

2020-09-29T06:48:26+09:00 - コラム 少し前に雑誌の取材を受けた。お金に対する考え方がテーマだ。その中で、「無限にお金があるとしたら何に使いますか?」という仮定の質問があった。明らかに無理のある質問だ。抑々、お金(=通貨)とは有限であり、その流通量が制御されてこそ価値を持つ。筆者が無限のお金(=通貨)を手に入れた瞬間、その通貨は価値を失う。無限にあるものに価値はない。では、同量の水とダイヤモンドでは、どちらが価値を持つか?

いえいえ。あなたは時間というコストも払っています。時間のように目には見えないけれど、何かを行う陰で犠牲になるものを「機会費用」と呼びます。 デートに費やした時間を仕事に充てれば、その分稼げたはず。その機会を捨てて、あなたはデートを選んだのです。 あるものを選択するなら、他のものを犠牲にしなければならなくなります。これを「トレード・オフ」といいます。私たちは何かを選ぶとき、同時に何かを犠牲にしながら、満足感が最大化するように行動しているのです。 ビール何杯がお得? さて、ビールはお好きですか。1杯500円のビールが400円に値下がりしたら、もっと飲みたくなりませんか。価格が下がると需要は増えます。1杯600円に値上がりすれば、少ない量にとどめておこうと思いませんか。 需要曲線は、幾らだったら、どれだけ買うかを表しています。価格が上がると需要が減るので、曲線は右肩下がりです。 同じ価格でも、例えば所得が増えたり、他社品より魅力が増すと、需要が増えます。嗜好が変わって飽きると、同じ価格でも需要は減ります。 需要曲線と供給曲線が交わるグラフは、中学や高校の社会科の授業で目にしているかもしれません。ただそのロジックは忘れた、あるいは習った記憶がないという方が多いのではないでしょうか。経済学に対する食わず嫌いの元凶はここにあるのかもしれません。 知らないとやっぱりマズい! 一から始める経済学入門 『週刊ダイヤモンド』9月26日号 の巻頭特集は「やっとわかった! 経済学」です。 「ビジネスマンたるもの、経済学の素養はバッチリです!」。胸を張って言えますか? とてもじゃない? 経済学にコンプレックスを抱くビジネスマンは、実はとても多い。 特集では、「経済学を一から始めたい」というビジネスマンのために、分かりやすいと評判の『大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる』(KADOKAWA)を上梓した井堀利宏先生の超入門誌上講義を開講します。 1時間でのみ込める『大学4年間の経済学』の濃縮講義は3タイプ別。タイプ1は「経済学なんて大嫌い!」という方、タイプ2は「経済学がチョイ苦手」、タイプ3は「経済通を目指したい」という方におススメです。 続いて、経済ニュースがもっとわかる「日本経済」「世界経済」「ミクロ経済学」のツボを名物教授3人が直伝。さらに経済学の教養を深める「経済思想史」も。現在の経済学の礎を成す新古典派経済学、ケインズ経済学、マルクス経済学の三大思想の盛衰を軸に、経済学の歴史をご案内します。 経済学は仕事に勤しみ、賢く生活していく上であなたの力になる必須教養。知らないとやっぱりマズい!

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