0% の濃アンモニア水(比重 0. 880 )の 100mL に蒸留水を加えて、 11. 0% の希アンモニア水(比重 0. 954 )を得るには蒸留水何mLを加えればよいか求めよ。 溶液を混合した際の体積変化はないものとする。 「体積変化はない」というのは比重は与えられた数値を使えば良いということです。 蒸留水を加える前と後では、 アンモニアの量は変化していません 。 水を加えただけなので溶質が変化するわけではありませんからね。 (濃アンモニア水中のアンモニア)=(希アンモニア水中のアンモニア) という等式が成り立ちます。 加える蒸留水を \(x\) (mL) とすると 濃アンモニア水の質量は \(0. 880\times 100\) 希アンモニア水の質量は \(0. 954\times (100+x)\) なので \( 0. 880\times 100\times \displaystyle \frac{34. 0}{100}=0. 954\times (100+x)\times \displaystyle \frac{11. 0}{100}\) これを解いて \(x\, ≒\, 185\) (mL) 立式に使うのは「質量=質量」で今までと同じです。 求めるものが水になった、という違いだけですね。 もう一つちょっとひっかかりやすい問題をやって終わりましょう。 練習10 50% の硫酸(比重 1. 質量パーセント濃度や溶質や溶媒を求めるときの式を教えてください! - Clear. 40 )の 100m Lを水でうすめて 10% の硫酸にするには水何gが必要か求めよ。 変わっていないのは硫酸の質量です。 ( 50% 中の硫酸の質量 )=( 10% 中の硫酸の質量 ) で方程式を立てれば今までと同じです。 ひっかかりやすいというのは、薄めた後の溶液の比重がないので比重を別に求めるのではないかと考えてしまうことです。 溶液の質量がわかれば方程式は立てられますので 必要ありません よ。 薄める水の量を \(x\) とすると 50% の硫酸溶液の質量は \(1. 40\times 100\) 10% の硫酸溶液の質量は \(1. 40\times 100+x\) (もとの溶液に加えた水の分質量は増える) これから方程式は \( 1. 40\times 100\times \displaystyle \frac{50}{100}=(1. 40\times 100+x)\times \displaystyle \frac{10}{100}\) これを解けば良いので \(x\, =\, 560\) (g) 濃度計算でも方程式を使って解けば1つの関係式だけで求めることができます。 何が変化していないか、 何が等しいか 、だけですね。 結晶格子の計算問題に比べたら数値も簡単です。 ⇒ 結晶格子(単位格子)の計算問題 アボガドロ定数や密度や原子量の求め方 少し練習すればできるようになりますので何度か繰り返しておくと良いですよ。

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【理科】中1-27 質量パーセント濃度 - YouTube

質量パーセント濃度や溶質や溶媒を求めるときの式を教えてください! - Clear

質量パーセント濃度とは 次は"質量パーセント濃度"にうつりましょう。 単位:g/g→% $$\frac{溶質の質量(g)}{溶液の質量(g)}\times 100=\%$$ これも非常に単純で、溶液の質量(g)を分母、溶質の質量(g)を分子に持って来た上で「割合」を求めます。(%であらわすために、100倍しています) すなわち、\(\frac{溶質}{溶液}をもとめて、この値を100倍したもの\)のことを言います。 例題2 NaCl 2(mol)を水800(g)に溶かした時の"質量パーセント濃度"を求めよ。 ここでは、 step1:まず溶質である塩化ナトリウムの質量を(mol数×式量)で求め、 step2:分母は【溶液の質量】なので、溶媒である"水"の質量と"塩化ナトリウム"の質量を足し合わせます。 step3:次に、"step1で求めたNaClの質量"を"step2で求めた全体の溶液の質量"で割り step4:パーセント(%)で表すために、step3の結果を100倍すれば終了です。 解説2 step1:NaClの式量は58. 5、これが2molあるから, \( 58. 5\times 2=117(g)\) step2:溶液の質量=117(g)+800(g)=917(g) step3:計算を進めていくと、\(\frac{117(g)}{917(g)}\)ですが、途中で割らずにstep4へ移行します。(なるべく計算は最後に持っていく) step4:\(\frac{117(g)}{917(g)}\times 100≒0. 1275\times 100=12. 8\%\) ∴答え:12. 質量パーセント濃度⇔モル濃度の変換方法を攻略しよう。 | 化学&アイドル好きのホームページ. 8(%) 質量モル濃度とは(分母に要注意!) 注意点1:分母は『溶媒』の質量である。 注意点2:分母の単位は(Kg)である。 単位:mol/Kg $$\frac{溶質の物質量(mol)}{溶煤の質量(Kg)}$$ 見出しの通り、質量(Kg)を分母に、物質量(mol)を分子に持ってくるのが『質量モル濃度』です。 重要なのは 分母が 「 溶液の質量 」ではなく、 「溶媒の質量」 であると言う事です。 先ほどから繰り返して述べているように、非常にミスをしやすいので注意しましょう。 例題3 \(CaCl_{2} 55. 5(g)\)を、\(H_{2}O 100(mol)\)に溶かして溶液を作った。 この時の"質量モル濃度"を求めよ。 解説3 まずは溶質(塩化カルシウム)の物質量を求めて、\(\frac{55.

水溶液の濃さは溶質の質量を水溶液の質量で割って100をかけて求めます。 溶質の質量÷水溶液の質量×100 この値を質量パーセント濃度ともいいます。単に濃さという場合は、この質量パーセント濃度を指します。パーセントという名前がついているように単位はパーセントです。 例1 水溶液300gに食塩が60g入っている。質量パーセント濃度はいくつか? 60÷300×100=20 答え 20% 例2 水溶液250gに食塩が100g入っている。質量パーセント濃度を求めなさい。 100÷250×100=40 答え 40% 難しい問題 水160gに食塩40gを溶かした。この水溶液の質量パーセント濃度は? 水溶液ではなく「水」となっていることに注意してください。水溶液は水+質量なので、水溶液は160+40=200gです。 40÷200×100=20 となります。試験ではこういった問題がとてもよく出るので、水溶液なのか水なのかはっきりさせてから、公式を使うようにしよう。

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