これまでの解析では,架空送電線は大地上を単線で敷かれているとしてきたが,実際の架空送電線は三相交流を送電している場合が一般的であるから,最低3本の導線が平行して走っているケースが解析できなければ意味がない.ということで,その準備としてまずは2本の電線が平行して走っている状況を同様に解析してみよう.下記の図6を見て頂きたい. 図6. 電源電圧・電流と抵抗値およびヒーター電力の関係 | 日本ヒーター株式会社|工業用ヒーターの総合メーカー. 2本の架空送電線 並走する架空送電線が2本だけでは,3本の解析には応用できないのではないかという心配を持たれるかもしれないが,問題ない.なぜならこの2本での相互インダクタンスや相互静電容量の計算結果を適切に組み合わせることにより,3本以上の導線の解析にも簡単に拡張することができるからである.図6の左側は今までの単線での想定そのものであり,一方でこれから考えるのは図6の右側,つまりa相の電線と平行にb相の電線が走っている状況である.このときのa相とb相との間の静電容量\(C_{ab}\)と相互インダクタンス\(L_{ab}\)を求めてみよう. 今までと同じように物理法則(ガウスの法則・アンペールの法則・ファラデーの法則)を適用することにより,下記のような計算結果を得る. $$C_{ab} \simeq \frac{2\pi{\epsilon}_{0}}{\log\left(\frac{d_{{a}'b}}{d_{ab}}\right)} \tag{5}$$ $$L_{ab}\simeq\frac{{\mu}_{0}}{2\pi}\log\left(\frac{d_{{a}'b}}{d_{ab}}\right) \tag{6}$$ この結果は,図5のときの結果である式(1)や式(2)からも簡単に導かれる.a相とa'相は互いに逆符号の電流と電荷を持っており,b相への影響の符号は反対であるから,例えば上記の式(6)を求めたければ,a相とb相の組についての式(2)とa'相とb相の組についての式(2)の差を取ってやればよいことがわかる.実際は下記のような計算となる. $$L_{ab}=\frac{{\mu}_{0}}{2\pi}\left[\left(\frac{1}{4}+\log\left(\frac{2d_{{a}'b}-a}{a}\right)\right)-\left(\frac{1}{4}+\log\left(\frac{2d_{ab}-a}{a}\right)\right)\right]\simeq\frac{{\mu}_{0}}{2\pi}\log\left(\frac{d_{{a}'b}}{d_{ab}}\right)$$ これで式(6)と一致していることがわかるだろう.式(5)についても同様に式(1)の組み合わせで計算できる.

電源電圧・電流と抵抗値およびヒーター電力の関係 | 日本ヒーター株式会社|工業用ヒーターの総合メーカー

3\)として\(C\)の値は\(0. 506\sim0. 193[\mu{F}/km]\)と計算される.大抵のケーブル(単心)の静電容量はこの範囲内に収まる.三心ケーブルの場合は三相それぞれがより合わさり,その相間静電容量が大きいため上記の計算をそのまま適用することはできないが,それらの静電容量の大きさも似たような値に落ち着く. これでケーブルの静電容量について計算をし,その大体の大きさも把握できた.次の記事においてはケーブルのインダクタの計算を行う.

質問日時: 2011/01/20 14:47 回答数: 2 件 スーパーマルチインバーター容量制御室外ユニット1台 電源 3相200V50Hz 冷房時 運転電流17.6A, 消費電力5.5kw力率90%効率不明 上記機器のブレーカーサイズを決めるのに入力値に換算したいのですが、どう計算すれば宜しいでしょうか。電動機の内訳は圧縮機電動機定格出力3.8kW、送風装置電動機出力0.078kwです。 メーカーの仕様書には注意書のところに電源トランスの容量を決定する際に使用する最大電力値は、定格消費電力の1.3倍で選定してくださいと書かれてあります。至急教えて頂きたいのですが、宜しくお願いします。 No. 2 回答者: sentakuya 回答日時: 2011/01/20 15:15 NO.1ですが書き忘れでした。 KVA=17.6A×0.2kV×√3≒6kVA 4 件 この回答へのお礼 大変役にたちました。ありがとうございました。 お礼日時:2011/01/20 17:53 No. 1 回答日時: 2011/01/20 15:07 既に答えがでていませんか? 5.5kW/0.2kV/√3/0.9≒17.6A では17.6Aに見合う電線もしくはケーブルサイズを許容電流と電圧降下から決めましょう。許容電流では2sqでOKと思いますが電圧降下はTPOによって違います。計算でもOKですが内線規程に早見表があるので見てください。次にこの電線かケーブルを保護できるMCCBを選定します。 大枠は【MCCB AT値<電線・ケーブル許容電流】です。 PS:MCCBは配線保護目的で機械保護目的ではありません。 0 お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて! gooで質問しましょう! このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています

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