家ごと、土地ごとに入れるものが違うらしいのっぺ。もうちょっと材料を詳しく知りたい!ということで、長岡在住の方や、市外在住・長岡出身の方たちにアンケートを実施。家で、どんなのっぺを食べているか、お聞きしてみました。 地元の山の幸入りです 材料は、里芋、人参、レンコン、板こんにゃく、ゴボウ、あまんだれ、干貝柱、干ししいたけ、ちくわ、塩イクラ、絹さや。 あまんだれは正月用に塩漬けやら冷凍しておいて大量に使います。山から取ってきたなめこの時もあります。 (生粋の長岡出身 40代女性) 旧長岡市風、というこちらのおうちの材料、注目どころは、「あまんだれ」。「幻のキノコ」とも呼ばれる歯ごたえのよいキノコです。たしかに、ライター宅でも何十年か前の雑煮やのっぺには、塩出ししたキノコが入っていました。今では貴重品といえる食材ですね。昔ながらの食材を使い続けている、長岡の伝統的な「のっぺ」と言えそうです。 お正月らしさが上がる「ととまめ」 材料は、大根、レンコン、人参、里芋、エノキダケ、こんにゃく、鮭の塩引き、正月のみととまめ、出汁は昆布としょうゆ、酒、味の素。 (長岡市まちなか出身、30代女性) こちらのお宅は、大根入り。そして「ととまめ」。漢字では「魚豆」と書くのですが、新潟県外の方はなんのことだか、わかるでしょうか? これ、ゆでた塩イクラのことなんです。新潟では、正月の郷土料理、のっぺや雑煮、氷頭なます(塩鮭の鼻先の透明感ある軟骨を使った歯ごたえのよいなます)に散らして使います。 鶏肉入れる派 材料は、里芋、にんじん、ごぼう、水煮貝柱缶詰、鶏肉、かまぼこ、ちくわ、板こんにゃく、銀杏、だしのもと&しょうゆベース。 (中之島出身、新潟市在住、30代女性) 中之島&見附あたりがルーツというこちらのお宅、鶏肉入りですね。貝柱と鶏肉のうまみが合わさって美味しそうです。 材料は、かまぼこ赤白、里芋、ニンジン、銀杏、鶏肉、貝柱、こんにゃく、しいたけ、タケノコ、だしは貝柱です。 (見附市出身 見附在住、母は70代) 長岡市にお住まいの30代女性、長岡市のお隣、見附市出身のお母様ののっぺで育ったとのこと。見附市出身のおうちは鶏肉入りが多い?

  1. のっぺい汁のレシピ・つくり方 | キッコーマン | ホームクッキング

のっぺい汁のレシピ・つくり方 | キッコーマン | ホームクッキング

「のっぺの材料に決まりごとはないと思いますが、一般的には 里芋、鶏肉、人参、蓮根、牛蒡、銀杏、筍、こんにゃく、油揚げ、貝柱、きのこ、鮭、イクラ 等ですね」 「その中でこれだけは必ず入れるのが 里芋 で、この 里芋のもつ"ぬめり"からなる自然な"とろみ"が他の地域にはない、長岡ののっぺの良さ だと思います。長岡野菜の一つでもある長岡産の里芋、その中でも特に「土垂」は、とくにぬめりが強くて美味しいと言われています。同じく長岡野菜のだるまれんこんや、鮭やイクラを入れる家庭があるのも地域柄の特徴だと思います」 美味しい里芋がとれる地域だからこそ、の味なんですね。 「小さい頃から正月、お盆などのハレの日に食べてきた、長年親しんできた味で、お袋の味といえばのっぺだと思います。正月に親戚の家などでのっぺを出されると子供ながらに違いを楽しんでいました(笑)。作り方から材料、味付けや出汁も決まりごとはなく、食べ方も温かくても冷たくても美味しい。だけど各家庭なりのこだわりといいますか、のっぺは『こうでしょ!』みたいなものがあって、それがおばあちゃんからお母さんに、お母さんから子供たちに自然と伝えられ、今もずっと愛されてるのかと思います」 確かに! 「のっぺはこうでなきゃ!」という各人の思い入れ、応募写真やアンケートからビシビシ感じました。 「個人的には野菜の旨味を味わって欲しいので、素材の良さを損なわないように作るようにしています。煮すぎて歯応えをなくさないように、味付けも薄味にして野菜の味が引き立つようにという感じですね」 地元の食材への誇りとこだわり、家の味への愛着……。たくさんの写真とレポートから、垣間見えた長岡の家庭の味「のっぺ」。この先も、ずっと作り続けられる味でありますように。 Text:Chiharu Kawauchi 参考・「越後の美味百花」吉田秀子著(新潟料理学校)、「にいがたのおかず 郷土の食材と料理」(開港舎)

動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザが必要です。 「具だくさん 新潟風のっぺい汁」の作り方を簡単で分かりやすいレシピ動画で紹介しています。 新潟風のっぺい汁のご紹介です。のっぺい汁は、地域やご家庭ごとに色々な作り方がありますが、新潟風に煮物仕立てにした一品です。汁という名前ではありますが、煮物として食べられる郷土料理です。ホタテやイクラを入れたハレの日仕様の、のっぺい汁です。ぜひ作ってみてくださいね。 調理時間:30分 費用目安:600円前後 カロリー: クラシルプレミアム限定 材料 (2人前) 鶏もも肉 100g 里芋 にんじん 50g レンコン こんにゃく ホタテの水煮 (汁含む) 80g 干し椎茸 2枚 絹さや 水 400ml (A)戻し汁 (干し椎茸) 100ml (A)顆粒和風だし 小さじ2 (A)料理酒 大さじ1 (A)みりん 薄口しょうゆ イクラ (しょうゆ漬け) 10g 作り方 準備. 干し椎茸は水で戻し、戻し汁を100ml取っておきます。 里芋、にんじん、レンコンは皮を剥いておきます。 絹さやはヘタと筋を取っておきます。 1. 里芋は縦に6等分に切ります。にんじんは乱切りにします。 2. レンコンは乱切りにします。こんにゃくは2cmの角切りにします。干ししいたけは軸を切り落とし、4等分に切ります。 3. 絹さやは半分に斜め切りにします。 4. 鶏もも肉は一口大に切ります。 5. 鍋に水、(A)、1を入れ、中火で熱します。沸騰したら2、4を入れ、里芋が柔らかくなり、鶏もも肉に火が通るまで蓋をして弱火で10分程煮ます。アクが出た場合は取り除きながら煮ます。 6. 薄口しょうゆ、ホタテの水煮を入れ、味がなじむまで弱火で5分程煮ます。3を入れて、さっと火を通し、火から下ろします。 7. 器に盛り付け、イクラを散らして完成です。 料理のコツ・ポイント 調味料の量は、お好みで調整してください。 タケノコの水煮やごぼうなどお好みの具材を入れてもお作りいただけます。 このレシピに関連するキーワード 具だくさん 人気のカテゴリ

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