謙譲語 謙譲語とは、書き手や話し手が動作の対象になる人に対して敬意を払う言葉です。尊敬語が動作の主体・主語に対する敬語であるのに対して、謙譲語は動作する人ではなく、動作の客体に対して使われます。同じ「先生」で考えてみましょう。生徒が先生に対して何かをいうとします。まず、現代語では「生徒が先生に申し上げる」となります。このとき、主語は生徒です。生徒と先生の関係では、先生を敬うべきですから、生徒には敬語を使いません。つまり、この「申し上げる」という言葉は、生徒にかかってくる敬語ではないことになります。この場合は、動作を受ける側である先生に敬語がかかります。このように、動作の客体に対する敬語のことを謙譲語というのです。 古語では、「生徒が先生に申す」となります。この「申す」が謙譲語です。謙譲語は動作の客体、あるいは動作の目的語に対して使われます。目的語とは、「~を」「~に」「~と」「~から」といった言葉の前に来る言葉です。 2-3. 尊敬語とサザエさんの替え歌突然のリクエスト失礼します。別の質問... - Yahoo!知恵袋. 丁寧語 尊敬語や謙譲語は、文章の中に登場する人物に対して使われる敬語です。一方、丁寧語というのは、その文章を読んでいる人や、言葉を聞いている人に対して敬意を払う言葉です。たとえば、家の前に猫がいたということを誰かに伝えるとします。それを友だちに伝えるのであれば、そのまま「家の前に猫がいた」といえば良いでしょう。しかし、目上の人、たとえば先生や先輩に猫がいたことを伝える場合は、「家の前に猫がいました」というはずです。このとき、文末の「いました」という部分が丁寧語になります。 このように、丁寧語は話し手や書き手が聞いている相手・読んでいる相手に対して敬意を払うときに使う敬語です。古典では、「います」という丁寧語は「はべる」といいます。「いました」というのは過去形なので、「家の前に猫がいました」というのを古文にすると、「家の前に猫がはべりけり」となります。古典の敬語を理解するうえでは、文章の中に登場する人物だけではなく、その文章を書いている作者にもしっかり意識を払うことが重要です。 3. 知っておきたい古典の敬語の使い方 敬語の種類がわかったら、次は敬語の使い方を理解することが重要です。敬語の使い方を理解できれば、古文では省略される主語の特定もできるようになります。ここからは、知っておくべき古文の敬語の使い方を項目別に詳しく解説します。 3-1. 敬語の順番 尊敬語や謙譲語、丁寧語という敬語は、それぞれが必ずしも単独で使われるわけではありません。たとえば、主語にも目的語にも敬意を払いたいときは、一文に尊敬語と謙譲語が同時に使われます。このように、敬語を接続させて使う場合は、正しい順番でつなげるというのが古文のルールです。敬語の順番は、謙譲語・尊敬語・丁寧語というように決まっています。頭文字を取って、「けん・そん・てい」と覚えておくとわかりやすいでしょう。 3-2.

  1. 尊敬語とサザエさんの替え歌突然のリクエスト失礼します。別の質問... - Yahoo!知恵袋
  2. 【古文を得意に!】古文に頻出の敬語をマスターできる覚え方とは? | 東大難関大受験専門塾現論会
  3. 古典敬語 高校生 古文のノート - Clear

尊敬語とサザエさんの替え歌突然のリクエスト失礼します。別の質問... - Yahoo!知恵袋

尊敬語~サザエさん op ~ アニメ「サザエさん」のOPのリズムで歌って覚えましょう! 「あり」「おり」「行く」「来」は【おはす】【おはします】 (おさかなくわえたどらねこお追っかけて) 「与ふ」の尊敬【たまふ】【たぶ】【たまはす】 (裸足でかけてく愉快なサザエさん) 「言ふ」の尊敬【おほす】【のたまふ】 (みんなが笑ってる お日様も笑ってる) 「聞く」の尊敬【きこす】【きこしめす】 (ルールルルッルー 今日もいい天気) 2番(1番と同じリズム) 「食う」「飲む」「乗る」「着る」【まいる】【たてまつる】 「食う」「飲む」「乗る」「着る」「呼ぶ」の尊敬【めす】 「思う」の尊敬【おぼす】【おぼしめす】 「寝」の尊敬【おほとのごもる】 重要な尊敬語が網羅されています。 毎日口ずさんで覚えよう! 謙譲語~水戸黄門 op ~ 最近の子は水戸黄門なんか見ないですよね… ひょっとしてOPも知らないんじゃ…(怖) 水戸黄門のOPで歌って覚えましょう! 「言ふ」は【申す】と【きこゆ】【きこえさす】 (人生楽ありゃ苦もあるさ) 帝に【奏す】皇后【啓す】 (涙の後には虹も出る) 「聞くの」謙譲【うけたまはる】 (歩いてゆくんだしっかりと) 「す」の謙譲【つかまつる】 (自分の道を踏みしめて) 2番 (1番と同じリズム) 「行く」「来」は【まいる】【まうづ】【まかる】【まかづ】 「与ふ」の謙譲【まゐらす】【たてまつる】 「おり」の謙譲【侍り】【さぶらふ】 「受る」の謙譲【たまはる】 補足 【奏す】【啓す】はどちらも「言う」の謙譲語です。 それぞれ帝、皇后にのみ使う特殊な敬語です。 【まいる】【まうづ】は「参上する」 【まかる】【まかづ】は「退出する」と訳しましょう。 重要な謙譲語が網羅されています。 丁寧語 丁寧語は 【はべり】【さぶらふ】【さうらふ】 の 3 つを覚えておけば大丈夫です。 いま、パッと覚えちゃいましょう! 古典敬語 高校生 古文のノート - Clear. 3 つとも「あり」「おり」の敬語形です。 訳し方は「(人が)おります」「(物が)あります」です。 コツ ② 敬語で主語を見分けろ! おやぶん このサイトでは何度も言っていますが 古文では 「主語の省略」 がよくあります。 そして古文が読めない、解釈を間違ってしまうという人の原因の 8 割 が「主語が分かっていない」ということなのです。 ここが古文が読めるようになる大きなヒントですのでよ~く覚えておいてくださいね!

公開日時 2021年01月15日 18時21分 更新日時 2021年07月30日 18時22分 このノートについて ͡° ͜ʖ ͡° 高校全学年 これで古典の敬語ほとんど覚えれました! このノートが参考になったら、著者をフォローをしませんか?気軽に新しいノートをチェックすることができます! コメント このノートに関連する質問

【古文を得意に!】古文に頻出の敬語をマスターできる覚え方とは? | 東大難関大受験専門塾現論会

古文において、文法の重要性は述べるべくもありません。 そして古文文法において重要なものが、助動詞と敬語でしょう。 今回は、古文敬語を勉強するときに必要な考え方、そして東大生オススメの勉強法を解説していきます! 古文助動詞の勉強法はこちらの記事で解説しています! 敬語の特徴 笹田 現代語でも難しいとされる「敬語」ですが、その特徴と種類を覚えてしまえば簡単です! 助動詞を学ぶ時と同じですが、その文法がどういう特徴を持っているのか、そこを突き詰めて考えておく必要があります。 まず、古文における敬語は、謙譲語・尊敬語・丁寧語の3種類。 そしてここが重要ですが、そのそれぞれの使われ方が明確に定まっています。 尊敬語は、 動作の主体 に対する敬意。 謙譲語は、 動作の受け手 に対する敬意。 丁寧語は、 話の聞き手 に対する敬意 を表しています。 ここで重要なのは、この敬語の性質を使うことによって、古文読解で肝となる、 「主語の把握」を簡単に行える ということです! 例えば、物語の中に、貴族とその使用人が出てきた場合、敬意を向けられるのは貴族だけですよね? そうすると、尊敬語の動詞は家族が主語、謙譲語の動詞は使用人が主語と分かります! このように敬語をマスターすることで、 主語間違いによる致命的な読解ミスを防ぐ ことができるようになるのです! ただ、例えば貴族が複数出てきた場合、互いに敬意を向けつつ、自分の動作にも敬意が払われますよね。 このように異なる種類の敬語を使う時、古文では、その順番が必ず決まっています。 それは 謙譲語・尊敬語・丁寧語 の敬語の順番です。 このようなミックス敬語に出会った場合も、落ち着いて文章を分解し、主語を把握していきましょう! 古典 敬語 覚え方 語呂合わせ. 敬語の性質を使って主語を把握するのが古文のコツ! 古文敬語の覚え方 笹田 古文敬語は必須な知識が多いですが、紛らわしく覚えにくいのもまた事実。 オススメの敬語の覚え方を教えます! さて、古文における敬語の大事さが分かったところで、その敬語の覚え方を解説していきましょう! まず古文敬語が苦手だと考える受験生は、 「敬語の単語をちゃんと覚えていない」 「読解量が少ない」 のどちらかであることが多いです。 受験に出てくる古文の敬語はあまり多種類ではありません。 まずは参考書などを用いて地道に覚えていく作業が必要です。 その際、 語呂合わせなどで覚えるのはNG!

お礼日時: 2011/10/13 21:10

古典敬語 高校生 古文のノート - Clear

二方面の敬語 古文には二方面の敬語という使い方があります。たとえば、ある生徒が担任の先生と校長先生のやりとりを文章にしたとします。生徒にとっては、担任の先生も校長先生も敬うべき存在です。そのため、担任の先生に対しても、校長先生に対しても敬語を使う必要があります。このように、動作をする人と動作を受ける人の両者に敬意を表す場合に、二方面の敬語という使い方がされます。このような表現は、担任の先生と校長先生のような、自分よりも偉い人に使われるケースが多いです。 3-3. 【古文を得意に!】古文に頻出の敬語をマスターできる覚え方とは? | 東大難関大受験専門塾現論会. 二重敬語 二重敬語とは、敬語を使う相手に対して最大限の敬意を表明するときに使われる敬語です。二重敬語は、主に尊敬語を重ねる形で使われます。たとえば、「させ給ふ」「おほせ給ふ」といったように、尊敬の動詞と補助動詞が接続された形になります。「おほせ給ふ」は現代語訳すれば、「おっしゃられる」というような意味です。単純な尊敬語なら「おっしゃる」となりますが、そこにさらに「られる」という尊敬語を加えて、「おっしゃられる」となります。このように、二重敬語は単純な敬語より手厚い敬語であり、最高敬語ともいわれます。動作の主語となる人物に特別な敬意表現をするときに使われることが多い敬語です。 3-4. 絶対敬語 絶対敬語とは、特定の相手にしか使われない敬語表現のことです。主語のない文章でも、この絶対敬語が使われている場合は主語を特定することができます。たとえば、「奏す」という絶対敬語は天皇や上皇にしか使われません。また、「啓す」も絶対敬語の一種で、この言葉が使われる対象は皇后・中宮・皇太子などだけとなります。「奏す」も「啓す」も、意味としては「申し上げる」です。しかし、「奏す」も「啓す」も特定の対象にしか使われないため、この言葉が出てきたらすぐに主語を特定できるようになるのです。 3-5. 自敬表現 自敬表現は、その名の通り自分を敬う表現です。ただ、普通の人は自敬表現を使うことはありません。自敬表現を使うのは、天皇や上皇といった最も位の高い身分の人だけです。地位の高い人が、自分自身を高めるために、自分に対して敬語を使うという表現方法が自敬表現です。表現の形は、自分の動作に尊敬語を使う形と、他者の動作に謙譲語を使う形の2種類になります。 4. 古典の敬語の覚え方 古典の敬語をマスターするには、まず敬語の種類と使い方を理解して、それから数多い古文の敬語をひとつひとつ覚えていくことが重要です。ただ、古典が苦手な人は、その覚え方がわからずに苦手意識を持ってしまっているのではないでしょうか。そこでここからは、古文に出てくる敬語を効率的に覚える方法を紹介します。 4-1.

動詞と意味をセットで覚える 敬語を覚える際、まずは丁寧語をマスターしてしまうのが第一の手順です。丁寧語は数が少なく、比較的覚えやすい敬語であるため、じっくり覚えていけばマスターするのも難しいことはありません。一方、尊敬語や謙譲語は覚える数が多く、単に覚えようとしてもなかなか定着してくれません。そのため、繰り返し読み返しながら頭に入っているか確認していくことが大切です。 ただし、数多い尊敬語と謙譲語を言葉だけ覚えていては非効率的ですし、単調な暗記作業となって覚えるモチベーションも上がっていきません。そのため、尊敬語と謙譲語を覚える際は、動詞と補助動詞をそのまま覚えるのではなく、その意味もセットで覚えるようにしましょう。動詞と意味をセットで覚えることによって、その敬語がどういう場面で使われるのが想像しやすくなるため、より覚えやすくなるのです。 4-2. 一覧表をリズムで覚える 古文の敬語の中には、親しみのない言葉も含まれます。普段使うことのないような言葉も多いため、覚えようとしてもなかなか覚えられないという人も少なくありません。聞き慣れない言葉を覚えるためには、単に書いて覚えたり、音読したりするより、リズムに合わせて語呂合わせで覚えたほうが効率的であることがあります。市販の古文単語帳には、単語や敬語を語呂合わせで覚えられるようになっているタイプもたくさんあります。敬語を覚えられなくて困っているなら、そういう単語帳を使って特訓してみるのもひとつの手です。 また、自分の好きな歌やリズムに合わせて覚えるのもおすすめです。リズムに合わせて歌詞を組み込んで、それを何度も歌い続けていれば、自然と覚えにくい語句も頭に入っていきます。 5. 覚えた古典の敬語を定着させる方法 意味とのセットや語呂合わせで敬語を覚えても、それを実践で活用できていなければ意味がありません。そのためには、覚えた敬語をしっかり定着させることが大切です。以下、覚えた古典の敬語を定着させる方法を見ていきます。 5-1. 敬語以外の古文知識も定着させる 敬語を覚える目的は、主語や目的語を明らかにして文章を読み下しやすくするためです。ただ、敬語だけ覚えていても、単語や文法がわかっていなければ文章の流れを把握することも難しくなります。古文の勉強では敬語を覚えることももちろん重要ですが、敬語と同じくらい単語や文法を理解しておくことも重要だといえます。 単語や文法をマスターする目的も、敬語を覚える目的と同じです。つまり、古典の文章を読解するためです。もし、敬語はマスターできていても、単語や文法の勉強をしていなければ、そもそもこの文章が何をいっているのかわからない状態になってしまいます。単語や文法の知識が身に付いていれば、敬語をどのように当てはめていけば良いのかも自然にわかるようになるでしょう。そのため、単語や文法の知識を習得することは、文章読解だけではなく敬語の知識を定着させることにもつながります。 5-2.

Sitemap | xingcai138.com, 2024

[email protected]