「外出自粛中、どれくらい太陽に当たるべきか」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(7月21日放送)で解説された。 ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」 番組に寄せられた健康の疑問『外出自粛から少し落ち着いて来たものの、まだまだ心配。家から歩いて5分のスーパーへ買い物に行くくらいに留めています。主人は、家のなかにこもりきりというのはよくないのでは? と気にかけてくれます。多少は外に出て太陽に当たった方がいいのでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。 「日光を浴びるということは、健康的な生活を送る上で欠かせない習慣と言えます。強すぎる紫外線は皮膚へのダメージが心配されますが、逆に日光をまったく浴びないでいると、ビタミンDが不足してしまうのです。 ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、丈夫な骨をつくるのに欠かせない栄養素で、日光を浴びることによって活性化されます。 また日光を浴びると、脳内でセロトニンと呼ばれる神経伝達物質が分泌されると言われています。 セロトニンは別名『幸せホルモン』『癒しのホルモン』などと呼ばれ、ストレスを軽減して精神を安定させるために欠かせない物質です。これが減少することで、気力や活力の低下が心配されるのです。 できれば、起床後15分程度で構いませんので、積極的に日光浴することをお勧めします」 協力:医療ライター・横井かずえ 監修:日本健診財団

「ビタミンD欠乏症」の子どもが3倍増。原因は紫外線対策のやり過ぎ?

テクノロジー 2018年8月14日 火曜 午後0:00 「ビタミンD欠乏症」の子どもが5年で3倍以上増加 ビタミンDが不足すると、骨がゆがみやすくなる ビタミンD摂取のおススメの食べ物は「卵」と「鮭」 今、子どもの間で「ビタミンD欠乏症」が増えているのをご存じだろうか。 2017年にGlobal Pediatric Health誌に発表された伊藤明子さん(東京大学医学部附属病院・小児科医師)らの研究において、医療保険のデータから、ビタミンD欠乏症と診断された1~15歳の子どもの割合が、10万人あたり、2009年の3. 88人から、2014年には12. 日に当たらないとどうなる. 4人、つまり5年間で3倍以上増加したことが示されている。 原因の一つとして指摘されているのが、"紫外線対策のやり過ぎ"。 異常な暑さが続くこの時期、大人でも"日傘男子"が話題になるなど直射日光はできれば避けたいところだが対策をやり過ぎてはいけないのか? 子どものビタミンD欠乏症とその対策について、東京大学医学部附属病院の小児科医師で赤坂ファミリークリニック院長の伊藤明子さんに聞いた。 太陽の光が皮膚に当たることでビタミンDが作られる ――ビタミンD欠乏症の子どもが増えているのはなぜ? いくつかの理由が考えられます。 一つには、過度の紫外線対策、もう一つは偏った食べ方です。 紫外線対策については、日傘と紫外線カットのスカーフや上着、徹底した日焼け止めクリームの使用などによってビタミンDを作るための紫外線が子どもたちの皮膚に届きません。 太陽の光が皮膚に直接、当たることで、ビタミンDがわたしたちの体内でできます。 太陽に当たらないためにママ達のカラダでも、赤ちゃんや子どもたちの体でもビタミンDが作られなくなっています。 ゲーム機器などの技術革新や普及で外遊びが減っていることも一因と考えられます。 偏った食べ方については、食べものアレルギーを心配して卵や魚など動物性蛋白を離乳食であげる時期を遅らせてしまってその結果ビタミンDを含む栄養が足りなくなり欠乏状態になってしまうことと、カラダによいと信じて動物性蛋白を摂らない食べ方をする方々において、ビタミンDを含む栄養が欠乏になっている場合とがあります。 この記事の画像(2枚) ビタミンDが不足すると、骨がゆがみやすくなる ――ビタミンDが不足すると、子どもの体にどのような影響があるのでしょう?

4日に立春を迎えたが、まだまだ日照時間が短い"冬モード"。外出しないと日光にあたる時間は少なくなる。それによって不足する栄養素をご存じだろうか。「ビタミンD」である。ビタミンDが不足すると、骨のカルシウム吸収率が悪くなり、骨がもろくなる骨粗鬆(こつそしょう)症を後押しすることはよく知られている。さらに、大腸がんに関与することも明らかになってきた。 がん 「東北の日本海側で大腸がんが多いのですが、冬期の日照時間が短くビタミンDが不足していることが一因かもしれません。ビタミンDは健康に欠かせない栄養素なのです」 こう説明するのは、国立国際医療研究センター疫学・予防研究部の溝上哲也部長。溝上氏は疫学調査を駆使した予防医学や、ビタミンDの研究を長年行っている。その研究成果として、日照時間が短い地方に大腸がんが多いというデータや、食事や血中のビタミンDの量が低いと大腸がんや前がん病変である大腸腺腫が多いというデータを専門誌に発表している。 最近10年間で、国内外からビタミンDのがんに対する予防的作用を支持する疫学研究の報告も相次いだ。

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