)火村はスマホを使ってたりします。火村・有栖コンビのデビュー作が1992年のこと。その当時はいわゆるガラケーでさえ珍しいものだったのを思えば、二人が歳を取らないってこともあって不思議な感覚ですね。時は流れているんだという。作中有栖がスマホに関して「たちまち過去の遺物になりそうに思えて小説で書きにくい」とぼやいていますが、これって著者のぼやきでもあるんでしょうね。 時は流れているといえば、この物語では梨田の来歴を調べていく過程で、過去の事件事故などが取り上げられます。阪神淡路大震災から20年。日航機墜落事故からは30年。改めてその年月を意識すると感慨深いものがあります。目に見えるのは「今」という瞬間しかありません。過ぎた時間というものは何なんでしょう。見えないその時の集積が人を作り、それに縛られる。梨田稔は過去の呪縛に強く影響されてしまったんでしょうね。 さて、作中でも都度取り上げられてますが、もう一人「鍵のかかった男」がいます。誰あろう火村英夫。彼の心の鍵が開くことはこの先あるのでしょうか。

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!四話目は何だろう。よくわからないうちに終わっちゃいました。こんなん書けるのね、って言うのが一番の感想かも。 ひめありす@灯れ松明の火 2012年08月31日 140 人がナイス!しています powered by 著者紹介 貴志祐介 1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。生命保険会社に勤務後、作家に。1996年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり、『十三番目の人格 ISOLA』と改題して角川ホラー文庫より刊行される。翌年『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞を受賞、100万部を超えるベストセラーとなる。2005年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、2008年『新世界より』で日本SF大賞を受賞。2010年刊行された『悪の教典』は第1回山田風太郎賞を受賞したほか第144回直木賞の候補ともなり、その年の話題を独占した。他の著書に『クリムゾンの迷宮』『青の炎』『ダークゾーン』など。 最近チェックした商品

「鍵のかかった部屋」 貴志 祐介[文芸書] - Kadokawa

そう、八田は、本物の銃だと思わず、引き金を引いたと言い出す榎本。 日本酒が大好きだった八田。 そしてあの日、犯人は、八田に向かって、拳銃型の水鉄砲で、社長が手に入れたという幻を日本酒を発射したのだ!! 子供の遊びだと笑いながら、その日本酒のうまさに笑いながら水鉄砲を発射させ飲ませてくれた犯人。 そして、犯人はその日本酒を全部飲んでいいといい含め、事務所を出たのだ。 その時、本物と水鉄砲のおもちゃをすりかえて・・・。 その時間は夜の10時。 彼が美沙に電話をかけることを知っており、さらにすぐにでも事務所を出ようとする事務所の者を引きとめ、タバコを吸いたいと言い出した人物。 本物の銃の先につけられた穴の空いた栓。 それを見て、八田は疑いもせずに引き金を引いてしまったのだろう。 そして、その銃声を聞きつけた事務所の人間たち。 駆けつけた密室で、八田は自らの口を銃で撃ち、亡くなっていたのだった・・・。 こんなことが出来るのは ----------野々垣しかいない。 では証拠は-------? これはあくまで榎本の憶測に過ぎない話。 そこへ現れた芹沢。 どうやら野々垣は違法に裏取引をしていたという。 堅気に戻ったというこの事務所で、それはご法度。 それを副社長につかまれ、責任を取れといわれてしまったのではないのか。 そして、副社長を殺した際に、八田に姿を見られてしまい、彼を殺すしかなかったのだ。 苦し紛れに野々垣は証拠を出せというのだが・・・それはこのフロアーの防犯カメラの死角にある部屋の新聞受けにでも入っているはずなのだ。 銃の形をした水鉄砲が・・・。 だがそこへ現れたのは-----社長。 「俺たちに証拠はいらねぇんだよ。 何だ? 鍵の掛かった男. この姑息な やり方は。 男のやるこっちゃねえ。この外道が」 野々垣に向かって鶴の一声。 最早彼には反論の余地は残されていないのだった・・・。 ってことで、事件は解決。 だが、八田は戻ってはこない。 美沙には辛い現実だろうけど、彼女はたくましく生き残りそうだな(^^) なんと榎本に 「お礼に結婚して」 だって。 榎本モテモテ~♪ でも、おずおずと手を差し出す榎本が可愛かったっす(^^) 今回はちょっと設定を説明するのに時間を取られた感じかなぁ。 なので事件そのものは薄かった印象。 まぁ、ビビる芹沢とか、ちょっとだけ動揺してる榎本の姿とかが見れて面白かったけどさ。 そんなすっごい微妙な演技が流石だなって思えたわ、リーダー♪ でも、この密室殺人も次回で最後~!?

『鍵の掛かった男』|感想・レビュー - 読書メーター

著者がしかけた4つの超絶密室トリック、貴方は解くことができるか!? 防犯コンサルタント(本職は泥棒?)・榎本と弁護士・純子のコンビが、4つの超絶密室トリックに挑む。表題作ほか「佇む男」「歪んだ箱」「密室劇場」を収録。防犯探偵・榎本シリーズ、第3弾!

鍵の掛かった男 | 株式会社 幻冬舎

2017. 8. 2 読了 一旦自殺と結論づけられた事件を探って、死者の過去を探っていくという後期クリスティ的作品。ホテルが舞台というのもクリスティぽい。ワトソン役が独力で結構がんばる系統でもある。動機を問わないフーダニットで、決め手の構成は初期クイーン風。 いろいろ細かい疑問があって今一楽しめなかった。 ・支配人は認知されていないんだから、ほっといても相続権はないのに、わざわざ遺言状を出現させるなんて(犯人の錯誤の扱いではなく、他の登場人物も、単に生物的親子である事実の露見だけで相続権が発生すると思い込んでいる)。 ・被害者の過去が幻滅。轢き逃げ&傷害事件を起こしたくだり、短慮な若者設定ならともかく40男のくせに… ・被害者の恋人の行動も不気味。そんなときに人工授精なんて、ドン引き。 ・途中まで細かい月日が提示されないので、なぜこの年齢設定で、支配人が被害者の子である可能性が検討されないのかものすごく不思議だった。 ・オーナーが副支配人に妊娠を伝えたのが6週目くらい?

』と尋ねた。 美沙は怪訝な顔をして『なんでみんな同じことを聞くの?』と言う。 なんと、美沙と八田が公園で遊んでいると、 野々垣が来て、八田に何か見ていないか聞いたらしい 。 八田が『野々垣さんの車が走り去るのを見ました…』と白状すると、野々垣は『誰にも言うな』と口止めして帰っていった。 犬山の証言 その後、純子は犬山に話を聞きに行った。 すると 銃声が聞こえたのは、事務所を出てから5分後くらい。 すぐに車に乗らなかったのは、野々垣が禁煙中にもかかわらずたばこを吸い始めたからだとわかった。 それに野々垣はお酒の匂いがしたという。 一方、 榎本は貿易会社の前の廊下に、死角にならないようもう1つ防犯カメラを設置していた。 社長は榎本に、この前の酒は飲んだか尋ねると、日本酒が大好きだった八田にも飲ませてあげればよかったと言った。 野々垣の脅し その後、純子と榎本は東京総合セキュリティの地下倉庫で話をしていた。 榎本は、坂口から預かった黒い小さな丸い物体を虫眼鏡で見ていた。 真ん中には小さな穴があいている。 これは一体なんなのか?

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