!」 そう呼びかけると腹を空かせた者たちがぞろぞろと戻ってきた。 今日のメニューはペミカンカレーライスと大量の焼きそば、ピザ風の何か(失敗した)、後はお好きに焼いた肉たちだ。それらを皆で食す。 『同じ釜の飯を食う』、ではないがみんなの親睦が深まってくれたのなら部長としては本望である。 食後、空腹が満たされた者から、また散り散りになって遊びに出掛けた。残されたのはやはりナオと俺だけ。 「ナオも遊んできなよ」 「私?良いよ別に。片付けなきゃだし」 「それもそうだな。助かるよ」 「ケイの為にやってる訳じゃないけどね」 「それもそうだな」 そうして二人で黙々と後片付けをした。 川のせせらぎ。キラキラ光る水面。新緑の木々。 遠くから聞こえる笑い声。 ホスト役に徹した新人歓迎会は無事に終了した。 疲労はあるものの充実感が脳と身体を支配して幸せな気分のまま帰宅した。 🏕🍛🍝🍕 3.