「変異ウイルス(変異株)によってはワクチンの効き目が薄れる可能性がある」と国立国際医療研究センターのチームが発表しました。仮にワクチンの効果が低くなったとしても、打った方がよいのでしょうか。 森さん「現在、東京で流行の主体とされる『アルファ株(イギリスで最初に確認された変異ウイルス)』は、ファイザー製ワクチンの有効性に大きな低下はないと考えられています。感染力が強く、日本でも確認数が増え警戒されている『デルタ株(インドで最初に確認された変異ウイルス)』には、効果が若干低下するものの、2回の接種完了によって有効と確認されています。 南アフリカで最初に確認された『ベータ株』やブラジルで最初に確認された『ガンマ株』も効果の低下が指摘されていますが、ある程度の予防効果は保てるのではないかと考えられています。こうした報告を総合的に見ると、現在確認されている変異ウイルスを理由に接種を取りやめる必要はないと思います」 Q. マスクなしで暮らせるのはどういう条件が整ったときで、どのくらい先になりそうでしょうか。 森さん「『屋内でも屋外でも完全にマスクを着用しなくてよい』という状況は、どのくらいの人が免疫を持つ状態になるかに委ねられています。『2~3年かかる』という見解を示す専門家もいます。海外の状況を見ると、ワクチン接種率が40%を超えたあたりで流行が沈静化しています。日本は欧米より感染者の割合が低く、現時点で国民の約0. 6%であることを考えれば、ワクチン接種率が50%くらいになれば流行が沈静化し、屋外ではマスクなしで暮らせるようになるかと思います。 日本でのワクチン希望者の数にもよりますが、年内には希望者への接種が一通り完了するのではないかと予想しています。免疫を持つ人が60%から70%を超えれば、いわゆる『集団免疫』の獲得を期待できると言われていますが、集団免疫の効果がどれほどか、まだ分かっていませんし、若い世代の接種率は高齢者ほどではないと予想されていて、集団免疫によってマスクを完全に外せるほどの高いワクチン接種率を達成するのは少々、ハードルが高いと思います。 とはいえ、高齢の家族がワクチンを接種していれば、年末年始の帰省や親戚の集まり、少人数での会食などは問題ないといえる状況にはなっているかと思います。まずは、不特定多数の人が交わる場所でのマスク着用、手洗い、換気などの基本的な感染対策をしていれば、ある程度制限なく生活できるという状況が年内に戻ってくることを願っています」 オトナンサー編集部

1回で安心できず? コロナワクチン、効果はいつから? マスクなしに戻るのは…

サンフランシスコやシリコンバレーにあるほとんどのカウンティ(郡)では、12歳以上で少なくとも1回ワクチンを接種した割合が75~80%程度まで達しました。 カリフォルニアの場合、各年齢グループの予約が開始された直後は混乱したものの、解消後は接種率は急激に上がりました。 日本も政府のスケジュール通りに進めば、ワクチン接種は急速に進むのではないかと思っています。 シリコンバレーでは、接種会場も減る傾向にあり、周りの16歳以上の人たちはすでに2回目を終えています。「ワクチン接種しましたか?」という時候の挨拶を交わすこともなくなりました。 一方で、12~15歳の人たち向けの接種は、ファイザー製に限って最近始まったばかりなので、2回目を済ませていない子どもたちが多くいます。なので、彼らの間ではまだ、「もう受けた?いつ受ける?どうだった?」という会話が出るようです。 ちなみに6年生は11歳と12歳が混在している学年で、11歳の知り合いのお子さんは接種していないことを友人からなじられ、母親に「なんで僕をもう少し早く産んでくれなかったの? 」と訴えたそうです。 子どもの中でこのような「ワクチンハラスメント」みたいなことが起こるのも、接種の割合が全米でも飛び抜けて高いシリコンバレーならではの事態なのかもしれません。 一年遅れで開かれた小学校の卒業パーティ。日曜日の夕方、公園で生徒と保護者、先生が一緒にゲームを楽しんだり、卒業アルバムにそれぞれサインし合ったりしました。昨年6月の卒業式と関連イベントはコロナ禍で全て中止になり、オンラインで先生が祝辞を述べたり、スライドショーを観賞したりするだけでした=カリフォルニア州シリコンバレー ちなみにシリコンバレーの少なくとも1回ワクチンを接種した接人口は7割から8割でカリフォルニア全体では58%、都市部では例えばマンハッタンでは63%です。一方、ミシシッピー州やアラバマ州では35%前後に留まっています。 ともあれ、無事ワクチンを接種できたわけですが、変異株に有効なのか、副反応は長期的にみて大丈夫なのか、将来新しい変異株が出た場合、追加でワクチンを接種しなければならないのか、子どもは大丈夫なのかなど、懸念は尽きません。 それでも家族全員、そして周囲や所属しているコミュニティ、住んでいるエリアのほとんどの人が接種を済ませたことによる精神的な安堵感は、言葉には表せないものがあります。 長く厳しかったコロナ生活が終わることを思えば、副反応で1日寝込んだ価値はあったと言うものです!

私が接種したのは、モデルナ製のワクチンでした。1回目は4月22日、2回目はその4週間後の5月20日にそれぞれ注射しました。 ちなみに1回目と2回目の間隔はワクチンによって違い、モデルナ製は4週間、ファイザー製は3週間です。ジョンソン・エンド・ジョンソン製は1回接種です。 さて、知人の多くはファイザー製を選択したので、私より1週間早く2回目を接種しました。そこで彼らに感想を聞いたところ、散々聞かされたのが「The second dose is no joke. 」という言葉でした。 「2回目は冗談なく大変」という意味で、「I still haven't been able to get out of bed.

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