更新日:2020/11/11 原 悠1、金子 猛2 | 1:横浜市立大学大学院医学研究科呼吸器病学教室 講師、2:横浜市立大学大学院医学研究科呼吸器病学教室 主任教授 監修 星野 友昭 | 久留米大学医学部内科学講座呼吸器・神経・膠原病内科部門 主任教授 呼吸器病内科を専門としている原 悠、金子 猛と申します。 とつぜん血痰がでると、心配になりますよね。何か悪い病気ではないか?と心配されたり、「病院に行ったほうが良いかな?」と不安になるかもしれません。 そこでこのページでは、血痰の一般的な原因や、医療機関を受診する際の目安などについて役に立つ情報をまとめました。 「特に気を付けてほしいこと」、「よく質問を受けること」、「正しく理解してほしいこと」について記載をさせていただいています。 まとめ 血痰【けったん】とは、血液が混じった痰のことです。また、肺や気道から出血した血液そのものが口からでてくることを喀血【かっけつ】といいます。 血痰は、かぜなどの急性の呼吸器感染症が原因のことが多いですが、肺がんや肺結核などの重大な病気が原因となることもあります。血痰が出た場合は、専門医を受診することをお勧めします。 喀血が止まらない場合と、息が苦しい、胸が痛いなどの症状を伴う場合は救急車を呼んでください。そうでない場合でも、早急に診断と治療を受けてください。 血痰とは? 血痰 【けったん】について理解していただくために、空気の通り道である気道と痰について説明させてください。 気道 は普段、ヌルヌル、ネバネバした液体( 粘液 【ねんえき】といいます)に覆われて守られています。気道に炎症が起きると、粘液がたくさん作られます。気道にたまった 粘液などの分泌物 が咳で吐き出されると、「 痰 」と呼ばれます。 炎症が起こっている気道の表面では、細い血管が増えており、そこを流れる血液の量も増えています。咳などの刺激で血管が傷つくと、 少量の出血 が起きてしまいます。こういった血が「痰」に混じると、「 血痰 」と呼ばれます。 肺の病気などが原因の場合、太い血管に傷がついて大量に出血することもあります。出血の量が多いと、 血液そのもの が気道から吐き出される場合があり、これを「 喀血 【かっけつ】」と呼びます。 血痰が出たり喀血をしたら、救急車を呼んだ方がよいの? 次のような場合には、肺や気道に血液が詰まって呼吸ができなくなり、窒息してしまう恐れがあります。 急いで救急車を呼んでください 。 救急車を呼んでください 血液あるいは血液を含む痰 が大量に出て 止まらない 場合 血液あるいは血液を含む痰 が口から出ていて、「 息が苦しい 」、「 胸が痛い 」などの症状もある場合 喀血と吐血は違うの?

鼻血が止まらない!原因となる行動5つ・病気10個と正しい対処法 | いしゃまち

大腸がん になると、下痢や便秘、血便や腹痛、便が細くなるなどの自覚症状が現れる場合があります。 ただ、これらは大腸がんが進行してからの症状なので、早期発見のためには、定期的な検診を受けることが何よりも重要です。 大腸がんの検査、治療法、予防などについて知りたい方はこちらへ ひどい生理痛(激痛、下痢、吐き気)の原因、月経困難症とは ユルいおなかの新犯人!下痢ピンチ解決SP 男性に多い痔ろうの症状と手術による治療

生理が終わらない・長い…過長月経の原因・病気 [婦人病・女性の病気] All About

一般的に、初診は次のような流れで行われます。 問診 月経周期、月経の日数、最終月経日、初潮の年齢、妊娠・出産歴、既往歴、アレルギーの有無等の確認が行われます。 内診 子宮、卵巣の状態、圧迫による痛みの有無等を確認します。 超音波検査 (必要な場合) 経腟プローブ(棒状の器具)を膣内に挿入して、子宮や卵巣の状態を確認する検査を行います。 細胞診 (必要な場合) 子宮頸部細胞をヘラ、ブラシ、綿棒等で採取して、異常細胞の有無を確認する検査を行います。

喀血、吐血…口から血が出るのはいったい何の病気が原因? | いしゃまち

喀血(かっけつ)も吐血(とけつ)も、どちらも口から血を吐くこというのは知っている人も多いと思います。しかし、喀血と吐血は、何がどう違うのかはっきりとわからない人も多いのではないでしょうか。今回は、喀血と吐血について、その特徴と原因としてどんな病気が考えられるのか解説します。 博士(医学) 総合内科専門医 消化器病専門医 喀血吐血の違い 喀血と吐血の大きな違いは、 どこから出血しているかということ です。 喀血 痰 に血液が混じったのが血痰ですが、 咳 とともに血液を喀出することを喀血(かっけつ)と言います。血痰と喀血は、同様の現象を血液の多少で分けており、喀血は血痰よりも血液の割合が多いものです。喀血は鮮紅色の出血であることが多く、主に呼吸器からの出血で見られます。 血痰に関しては、「 痰に血が混じってる!血痰の原因は病気? 」で詳しく解説していますので、こちらの記事をご覧ください。 吐血 吐血は、食べ物が混じっている場合もあり、その色は暗赤色の出血であることが多いとされています。 食道、胃、十二指腸など上部消化管から出血した場合にみられます。 吐血の色調は、胃酸の影響を受けただけ赤黒い色に近い色となりますが、胃酸の影響を受けなかった場合や胃ではなく食道等からの出血の場合では真っ赤な鮮血がみられるので、喀血との判別は色調だけでは難しいこともあります。 吐いた血液が少量であっても吐いた量が必ずしも出血した量とは限らないため、 口から血液が出てきた場合は緊急性のあるケースも多いです。 喀血の原因となる病気 肺胞出血 肺は、直径 0. 1~0. 鼻血が止まらない!原因となる行動5つ・病気10個と正しい対処法 | いしゃまち. 2 mm の肺胞と呼ばれる小さな袋がブドウの房のように集まってできている臓器です。肺胞のまわりは毛細血管がとりまいており、この毛細血管が損傷されて、肺胞腔内に血液が出ることを 肺胞出血 といいます。 多くの場合は、肺胞に出た血液は気管支を通って、口の中に出てきます。肺胞出血が肺全体に生じた場合、肺で空気を取り入れることが難しくなり、呼吸が苦しくなります。多量出血の場合は、体内の循環を保つことができなくなり重症となります。 肺胞出血は、抗凝固薬などの薬剤の副作用としても起きることがあります。薬剤以外では、 グッドパスチャー症候群 などや 膠原病(全身性エリテマトーデスなど) で起こります。 血痰を呈する病気 血痰と喀血の違いは血液の量ですので、喀血の症状がある場合は血痰の原因となる病気と同様のものが考えられます。その病気については、「 痰に血が混じってる!血痰の原因は病気?

抜歯後の出血はいつまで続く?!血が止まらない原因と対処法!

下血と一緒に、 口からも血を吐いてしまっている 下血の 量が多く、冷や汗やふらつき、立ちくらみがある 下血に対して、よくなるために自分でできることは? 食事について 下血が続いている場合、水分をとることには大きな問題はありませんが、食事については病院で食べていいかどうか相談してからが望ましいです。 下血が続いている時はお酒は飲まないようにしてください。 お薬について 普段飲んでいるお薬がある場合や、最近飲み始めたお薬がある場合、飲み続けるべきかどうかはかかりつけ医に確認してください。 心疾患や脳血管疾患などで、血液を固まりにくくする薬を飲んでいる方は、受診の際、その薬剤名を伝えてください。 下血に効く市販薬はありません。また、下痢止めは下血が悪化する恐れがありますので、飲まないようにしてください。 こんな症状があったらかかりつけ医を受診しましょう 内科や外科のかかりつけ医がいる場合は、その医師に下血の相談をして、必要があれば適切な専門医に紹介してもらってください。 かかりつけ医がいない場合は、消化器内科・消化器外科を専門としている医師がいる医療機関を選ぶことをお勧めします。必ずしも大きな総合病院である必要はありません。 繰り返す下血があれば、長期間そのままにしておかず、医療機関を受診してください。 お医者さんでおこなわれること まずは症状についてくわしくお聞きします。下記のような情報をまとめてきていただけると役立ちます。 診療の助けになる情報 以前から下血があるのか?初めてなのか? 抜歯後の出血はいつまで続く?!血が止まらない原因と対処法!. 下血以外に、下痢やおなかの痛み、熱などはないか? 飲んでいるお薬はあるか? 内視鏡検査のすすめ 下血があった場合、急性の下痢が中心であったり、薬剤性が疑われる場合であったり、若い方の場合以外は、基本的には 内視鏡検査を受けていただくことをお勧めします 。 内視鏡検査は受けたことがない場合、抵抗を感じると思いますが、日本は内視鏡検査を行っている医療機関が多いので、まずは相談されてみることをお勧めします。 診療所やクリニックでも、大腸内視鏡検査を行っているところもあります。受診した医療機関で大腸内視鏡検査を施行していない場合でも、医師が必要と判断した場合は他の医療機関に紹介してくれます。 女性の患者さん は、女性の医師に大腸内視鏡検査をしてもらいたいと思われている方もいると思います。最近は女性医師での検査が受けられる医療機関も多いので、その希望を伝えて相談されることをお勧めします。 一般的には大腸内視鏡検査は事前の準備が必要なので、下血で受診した場合にその日に検査になることはありません。ただし、大量の下血などで入院となった場合や、医師が必要と判断した場合はその限りではありません。 検査に際しては、食事を中止し、洗腸液と言われる液体の下剤を1.

Last Update:2007年11月29日 呼吸器Q&A一覧へ戻る Q4 たんに血が混じりました どのようなことが考えられますか? 痰(たん)に血液が混じっている場合を血痰(けったん)、ほどんどが血液そのものである場合を喀血(かっけつ)と一般に呼んでいます。口から血が出た場合、出血した可能性のある部位としては、鼻の中・口の中(歯肉・舌等)・のどからの出血(咽頭・喉頭)や気管支・肺からの出血、もしくは吐血(とけつ)といった食道や胃からの出血が考えられます。 血痰は、通常、せきをしたときにたんと一緒に排出されます。血痰や喀血は鮮紅色の出血であることが多く、吐血は嘔吐とともに食べ物が混じった暗赤色の出血のことが多いといった違いがあります。血痰が認められた場合は 肺がん 、 肺結核 、非結核性抗酸菌症、気管支拡張症、肺炎、肺アスペルギルス症、肺梗塞、心不全など色々な原因が考えられます。また抗凝固薬(血をサラサラにする薬)を飲まれていると、血が固まりにくくなり出血しやすいと考えられます。 どのようにしたら良いですか? 血痰は上記のようにさまざまな病気が原因となりますので、医療機関への受診をお勧めします。医師にて問診・診察され出血源を探すこととなります。鼻の中・のどからの出血であれば「耳鼻咽喉科」の専門家へ、血痰・喀血であれば「呼吸器科」へ、吐血であれば「消化器科」に紹介されるでしょう。 血痰の診断のために、たんの検査、血液検査、胸部エックス線画像等が行われます。さらに必要であれば胸部CT撮影や気管支鏡検査にて精査を行います。 診断がつけば原因の病気に対し根本的な治療を開始していきます。例えば肺炎・ 肺結核 といった感染症であれば抗菌薬や抗結核薬の投与が行われることとなり、 肺がん であれば手術・抗癌剤治療・放射線治療等が考慮されることとなります。 それまでの間は対症療法として安静にして止血剤投与が行われます。

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