同じような甘い生地に、「サブレ生地(パート・サブレ)」があります。 この生地は、ブリゼのように粉とバターを始めに合わせる製法。 ですが、ブリゼとは違い、バターも砂糖もたくさん配合され、水分は卵のみ。シュクレと同じような配合ですが、その製法によりシュクレよりもさらにもろい状態に。 フロランタンサブレに使われたり、型抜きしてそのままクッキーにしたりも。分厚くして、生地の食感を楽しむことが多いです。 写真で比べてみましょう♪ 出来上がりの生地 焼成後 フイユタージュとブリゼは、軽く重しをして焼いています。 軽く割った断面 最後に いかがでしたか? 秋冬は、バターを溶かしてはいけないパイ生地を作るのに最適の時期! ぜひともパイ生地のお菓子を作りながら、そして食べながら、「折りパイ」「練りパイ」それぞれの違いを改めて感じ取ってみてくださいね♪

今年で40周年!ロッテ「パイの実」が守り続ける世界観とブランドの課題 | Marketing Native(マーケティング ネイティブ)

株式会社ロッテのロングセラーブランドの一つ「パイの実」が、1979年の発売から今年で40周年を迎えます。「パイの実」と言えば、サクサクとした香ばしいパイとチョコレート。子どもの頃に食べたことのある人も多いでしょう。 今や多くの人に愛される「パイの実」がこうしてロングセラーブランドになり得たのは、なぜでしょうか?また、40年間も続く商品を扱うマーケターならではのマーケティング戦略における悩みや楽しさとは? 今年で40周年!ロッテ「パイの実」が守り続ける世界観とブランドの課題 | Marketing Native(マーケティング ネイティブ). 「パイの実」のマーケティング事情について、株式会社ロッテ ロッテノベーション本部 ブランド戦略担当 焼き菓子企画課 焼き菓子企画チームの河村宏介さんに話を伺いました。 (取材・文:Marketing Native編集部・蜷川千翔、佐藤綾美 人物撮影・佐藤綾美) 「ちょっといいお菓子を食べたい」に応えた商品 ――「パイの実」はどのようなニーズを想定して開発・発売されたのでしょうか? 「パイの実」が発売されたのは1979年ですが、それ以前は「パイ」がまだ洋菓子専門店のお菓子として売られていた時代です。世の中の「ちょっといいお菓子を食べたい」というニーズに応え、パイの味わいや食感を誰もが気軽に楽しめるお菓子として開発した商品です。 世の中のニーズに応えるため、当時の社内の技術責任者が海外の展示会を訪れたときに、生地と油脂を折り込んで重ねるパイの製造機械に着目しました。それから工場に導入し、パイの中にチョコレートを入れた、ひと口で食べやすいパイチョコ菓子が誕生したのです。 商品名は、当時の社内デザイナーが名付けました。品質の開発段階で試作品を口にした瞬間、子どもの頃に雑誌で見た、焼くとパンのような甘い香りがする熱帯植物「パンノキ」の記憶が蘇り、アイデアがひらめいたそうです。「パイが次々となる木」がある森をイメージしてデザインを起こし、「パイの実」と付けたと聞いています。私も「パイの実」を担当するまでは知らなかったのですが、お菓子としての夢が詰まっている、非常に素敵なエピソードだと思っています。 ▲パンノキ ――当時の主な購入者層はファミリー層でしょうか? 子どもから大人まで、幅広い層の方に手に取っていただきました。 ―― 発売当時、「パイの実」がヒットにつながった要因を教えてください。 「ちょっといいお菓子を食べたい」といった世の中のニーズをうまく汲みとれたことが要因ではないかと考えています。 また、ほかの商品にはなかった「パイチョコ菓子」という独自性と、温かみのある絵本のような世界観のパッケージデザインもお客様の心をとらえ、ヒットにつながったと考えています。 ――確かに、「パイの実」のパッケージと言えば、パイの実がなっている木とリスのイメージがあります。このデザインは、発売当初からずっと変わっていないのでしょうか?

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