」 万太郎「目覚める? 」 万太郎の耳に万太郎コールが聞こえてきた。 万太郎「ん? この声は……」 三途の川の水にたまきと恵子の姿が映る。 万太郎「恵子ちゃん、たまきちゃん…… それに、キッドやガゼルマン、セイウチン…… チェック・メイトやジェイドまで! みんなが、僕を応援してる…… それだけじゃない! 世界中のあらゆる人々に…… 今まで闘った超人 ( *1) たちも!! 」 凛子「万太郎ーっ!! 」 万太郎(凛子ちゃん…… そうだ…… 僕はまだ闘っていたんだ……!! ) そして、ついに……!! キッド「万太郎が目を覚ました!! 」 スグル「万太郎よ、いい仲間を持ったな。正義、友情、そして愛。この三つの要素を兼ね備えた超人こそ、最強と呼ぶにふさわしい……! 万太郎よ! 今のお前こそが、最強の超人だ!! 」 万太郎「こんなに…… 力がみなぎっている……!! うおおおおおおっ!!! 」 万太郎の額に、闘争本能が最高に盛り上がったことを示す肉マークが浮かび上がった。 しかし、機先を制したバロンのボディブローが万太郎に突き刺さる。 バロン「そんなものはお前の実力とは言えんな! 」 万太郎「ぐおおっ…… ぐはあっ!! 」 倒れる万太郎。 会場がたちまち悲嘆に包まれる。 バロン「ズタボロでみっともなく倒れてる、その姿こそがお前の実力。見ろ、私の体を! 清らかなままだ。最強の超人とは、誰の力も借りず、ただ一人、己の力のみで、己のためだけに、世界を支配する者のことを言うのだ!! 」 万太郎の頭を踏みつけるバロン。 バロン「超人の力は、人間を守るためにあるのではない! むしろ、人間こそが超人を恐れ、支配されるために存在しているのだ。ふふふふふふ、はははははは!! 恐れよ、人間よ! Amazon.co.jp: キン肉マン2世 究極の超人タッグ編 26 (プレイボーイコミックス) : ゆでたまご: Japanese Books. 我が前にひざまずけぇ!! はははははは、ははははははは!!! 」 万太郎「怖くなんか…… ないよ……」 バロン「ん? 」 万太郎「ぼ、僕も…… 僕の仲間たちも…… 僕の好きな人も…… そして地球のみんなも…… 誰もお前を…… 悪行超人を恐れたりしないよ! 」 立ち上がる万太郎。 万太郎「なぜなら、どんなに強い相手であっても…… どんなに苦しく辛い目に遭っても…… 闘いを諦めなければ、必ず……」 万太郎の顔面に掌底を叩き込むバロン。 万太郎「必ず…… 必ず…… 必ず最後は正義が勝つからだ!! 」 再び万太郎の額に肉マークが浮かび上がる。 火事場のクソ力が爆発する!

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チェック「うおおっ!! 」 ガゼルマン「よっしゃ、来ーい!! 」 ガゼルマンが吹き飛ばされ、事なきを得る万太郎。 凛子「ありがとう、万太郎! 」 万太郎「う、うん。ね、ねえ、凛子ちゃん……」 凛子「ん? 」 万太郎「チュ、チューしていい……? 」 凛子を見つめる万太郎。 万太郎「な、なんちゃって! いや、嘘嘘、その、なんとなくご褒美というか、どさくさで、いいかな~と思っただけで、べ、別に嫌ならその……」 凛子「……いいよ」 万太郎「そうだよね、やっぱり……」 しばし、沈黙する万太郎。 万太郎「ええええええっ!? 」 凛子「下ろして」 凛子を下ろす万太郎、ドキドキするキッドたち。 緊張する万太郎。 覚悟を決め、接吻するが…… 凛子は中野を身代わりにした。 万太郎「おえああああっ! !」 うがいをする万太郎と中野。 万太郎「こら、凛子ちゃん!! 」 凛子「ごめん! なんか怖かったんだもん……」 万太郎「許さん! 」 掴みかかる万太郎をかわし、その背中に抱きつく凛子。 凛子「万太郎…… あたし、本当は万太郎のこと……」 万太郎「えっ? い、今なんて言ったの? 」 凛子「二度は言えなーい! 」 走る凛子。 万太郎「お、教えてよ! 何か凄い信じられないこと聞いた気がするんだけど、ねえ! 」 会場から離れた道路。 ケビンがバイクでいずこかへ走り去っていく。 ケビン「万太郎よ、お前を倒せるのは俺だけだ。リングで待っているぞ! 」 万太郎たちは勝利を祝ってカルビ丼パーティーを始めていた。 スグル、ブロッケンJr. 、テリーマンがそれを見守る。 キッド「相変わらずの食い意地だなぁ」 ミート「おかわりはいくらでもありますからね! 」 ガゼルマン「にしてもこれは多いだろ……」 ミート「いえ、今日だけは何でも叶えてあげるんです」 万太郎「本当!? ミート、それじゃあね……」 セイウチン「いや、兄貴、慌てないで! 」 チェック「カルビ丼は逃げませんよ」 万太郎たちを背に立ち去る伝説超人たち。 万太郎「おかわり!! 」 そして、とあるリング。 観客席にはキッドたちの姿が。 気合を入れる万太郎。 ミート「いいですか、Ⅱ世……」 万太郎「うん、行こう! 」 リングに向かう二人。 歩む万太郎。 ゴングが鳴る!! 最終更新:2020年07月18日 19:49

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 02:43 UTC 版) 王位継承サバイバルマッチ終了後 王位継承サバイバル・マッチが終了した後、ブロッケンJr. は東西に分かれていがみ合っていた故郷ドイツに戻り、母国の平和のために力を使おうと張りきっていた。だが直後に ベルリンの壁 の崩壊により祖国に平和が戻り、活躍の場がなくなってしまった。念願の平和が訪れたことを喜ぶが、戦うことのみの生活を送っていた彼にとって実際の平和な日々は退屈なものであった。他の目標を見つけようとするも叶わず、いつしか酒浸りの毎日を送るようになり、ベルリン市民からも疎まれる存在になっていく。 そんな自堕落で荒んだ生活が20数年間続いたが、ある日孤児である ジェイド と出会う。すぐにジェイドを超人だと見抜いたブロッケンJr. は、その高い格闘センスと、育ての親である人間の夫婦が超人差別主義のチンピラにリンチを受け殺害されるという過去がありながらも、人間のためにその力を使いたいというジェイドの純粋でまっすぐな気持ちに打たれる。そして彼を弟子とし一人前の超人に育て上げることを決意した。ブロッケンJr. にとって新たな生き甲斐ができた時であった。ヘラクレス・ファクトリー設立の際には、その指導力を買われ教官へと誘われていたが、ジェイド一人を育て上げることを理由として申し出を断っている。 試合ではジェイドのセコンドに付き、冷静で的確な指示を送っていたが、第22回超人オリンピックにおいて キン肉万太郎 との友情が瀕死の重傷を負ったジェイドを救ったのを見て、既に自分がジェイドに教えるものはないと感じ取り、彼の元を去っていった。 ゆでたまごは スペル・デルフィン の「ブロッケンJr. のJr. の登場はあるのでしょうか? 」の質問に対し、「ブロッケンIII世の名前でその内登場すると思う」と回答している [16] 。その後息子ではなく愛弟子ジェイドが登場しているが、後のインタビューにおいてゆでたまごは「ブロッケンJr.

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