それとも,感情移入か? あるいは,「人権尊重」という美名の 下 ( もと) ,自他の違いに無頓着になることか? スイスの徴兵制度 – トランスユーロアカデミー. 寛容は,そんな浅はかな手段で身につくものではない。 世界を知り尽くしても,寛容になるとは限らない。 ますます偏狭になる可能性もある。 日本人の大好きな感情移入とやらは,自分を他者の立場に置くことではなく,他者を自分の立場に置くことである。 無頓着的人権擁護は,寛容ではない。 お上品な交わりの拒否である。 戦争は,相互利益を構築すれば避けられるものではない。 経済的に相互依存しても,幾多の戦争は起こったではないか!? 人間の心の内には,罪(the sin)という化け物が棲んでいる。 その化け物ゆえに,人間は利己的で,傲慢で,偏狭で,自分の欲望充足(性欲・食欲・金銭欲・名誉欲など)のためであれば,他者を非人格的に扱っても意に介しないのだ。 「罪」という言葉が何か宗教っぽく 胡散 ( うさん) 臭いと感じるのであれば,心理学的な用語である「サディズム(攻撃性)」とでも呼ぼうか。 平和を実現するために必要なことは,人間固有のサディズムを克服することである。 サディズムの原因は,人間の恐怖である。 何かを恐れるが故に,攻撃的になって自己防衛しようとするのだ。 ならば,その恐怖はどこから来るのか? それは,ヘーゲルのいう"不幸な意識"である(「精神現象学」)。 私という一つの人格が,"主人と奴隷"に分裂してしまっているのだ。 主人が表に出れば支配的となり,奴隷が表に出れば他人に隷属する。 世間一般にSとかMとか言われているものは,実はその本性を同じくしている。 SとMになる根本原因は,内面の分離,良心の矛盾,自我と非我の分裂なのである。 では,どうすればこの分裂を克服できるのか? どうすれば,分裂した自我と非我は,再び一つの人格として合一し,本来の人間性を取り戻すのか? それは, 神の子 ( キリスト) の犠牲である,十字架の 贖 ( あがな) いである。 彼が,彼のみが,罪を取り除き,人間を根本的に変えることができる。 いずれにせよ,戦争をなくすためには,各人の人格的覚醒が必要である。 単なる 自我 ( エゴ) は,国家に自己を投影し,自己肥大のために国家を利用し,最終的には自衛と称して侵略戦争を是認するようになる。 一方で, 人格 ( セルフ) は,その敵を愛し,憎しみと復讐の悪循環から脱却することができる。 人格は,神の秩序を求める。 また,悪の根源に克たんとする"真の 尚武 ( しょうぶ) の精神"を発揮せしめる。 罪の問題を解決せずして,永遠平和は絶対に来たらない。 言い方を変えれば,イエスの精神,福音書なしに,平和を論じても意味がない。 ④ 三つの誤謬の根源 私は今まで,三浦氏の三つの誤謬を指摘してきた。 民衆に対する幻想,カント哲学の誤解,罪の問題の忘却。 では,なぜこういった誤謬を,鋭敏な頭脳と知識と弱者擁護の倫理観をあわせ持つ三浦氏が犯してしまったのだろうか?

  1. 徴兵制のある国 データ

徴兵制のある国 データ

担当の大臣が話題を認知 通常なら12月にメンバーの入隊が始まる「BTSの徴兵」について、担当大臣からの現時点での公式見解が示された。 14日午後、ソ・ウク次期韓国国部長官(国防省大臣)が書面で見解を発表。国会の国防委員会に提出した「書面での質疑に対する回答」として示されたものだ。内容はこうだった。 「徴兵は誰もが公平でかつ均衡性をもって適用されなければならばい」 「優秀な大衆文化芸術人たちに対する兵役特例制度は、国民的共感が先行しなければならない事項として事前に十分な論議が必要」 9月に世界的に最も知名度の高い音楽ランキング「ビルボード」(米国)で韓国アーティストとして史上初の1位を獲得したことを受けての動きだ。質問内容は「兵役特例制度と防弾少年団の兵役特例に対する立場(を聞きたい)」だった。 この回答自体は韓国内では既視感のあるもの。これまで言われてきた論理を繰り返すものだ。いっぽう「担当相が話題を認知している」という点が明らかになった点においては、少しばかりの進展とも言える。ソ・ウク次期大臣は、今年の8月28日に大統領に指名され、国会での質疑を経て正式な就任を控えている状態だ。 ソ・ウク次期国防大臣。 徴兵免除のカギは"世の男性"にある ではこの「国民的共感」とは何なのか?

郵送で届いたマルシュベフェールの例 兵役はボランティア活動ではない 世間では兵役を「祖国へのご奉仕」と認識している人もいますが、軍隊が単なる素人の集まりにならず、隊員の士気を高めるためにも給与が支給され、無償のボランティア活動ではありません。軍隊では給与をソルト(Sold)と称し、その金額はソルダートであれば1勤務日に付き5スイスフランで、日本円に例えると僅か500円程度にすぎません。ただし、この金額の低さの理由は兵役の給与制度を定めた当初から一度も変更されずに受け継がれてきたことにあります。したがって、我々の祖父が兵役に行っていた時代では大金だったのですが、第2次世界大戦後はその金額が労働者の平均的な収入に満たないと判断されたため、日本でいう年金機構に該当する機関から社会保障の一環として別途の手当てが支給されます。その手当の金額は無職であれば1勤務日に付き62スイスフラン、会社員等は月収に応じての金額が支払われます。 さて、今回はスイスの軍隊や徴兵制度に関する一般的な内容をいくつかご説明させていただきましたが、それはほんの一部に過ぎませんので、今後またこのような機会があれば軍隊や兵役に関連するその他の話題も紹介させていただければと思いますので次回を楽しみにしていただければ幸いです。それでは! Bis zum nöchschte mal!

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