読書感想 2020. 09. 20 2016. 04. 16 「白夜行」 と 「幻夜」 。この2作は東野圭吾の作品で、 姉妹作 である。 「幻夜」は「 白夜行」の続編で、 雪穂と美冬は同一人物ではないか? という噂が広まっている。 果たしてそうなのか? 結論から言うと、 「可能性は高いが、証拠はない」 。 作者が明言していないからだ。 私なりにそうだと思う点、違うと思う点がそれぞれある。 それぞれを検証していきたいと思う。 同一人物だと思う点 幻夜の美冬の発言 美冬は共犯者の雅也にこんなことを言っている。 「あたしらは夜の道を行くしかない。 たとえ周りは昼のように明るくても、それは偽りの昼」 一方白夜行の雪穂は 「あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。 でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。」 と発言している。美冬と雪穂は考え方がとても似ている。 美冬のルックス 作中、美冬の容姿は「アーモンド形の目」「とびきりの美人」「 猫のよう」と表現されている。 それは雪穂ととても似ている。 美冬が以前勤めていたブティック「ホワイトナイト」 幻夜の美冬は以前 「ホワイトナイト」(=白夜) という名前のブティック に勤めていて、そこで信頼できる社長( 雪穂? 『白夜行』『幻夜』 東野圭吾 (集英社) | 店員のおすすめ | 谷島屋書店|小説・コミック・専門書・ブックカフェ. )に出会ったという。 「幻夜」後半で、美冬が実は偽物で、 「ホワイトナイト」 の社長が美冬になりすましたのではないかという疑惑が出てくる。 さらに、「ホワイトナイト」は以前は別の名前の店で、 大阪に出店したこともあったらしい。 もし社長が白夜行の雪穂ならば、 年齢も30代半ばと計算が合う 。 刑事を見る目 美冬は加藤という刑事をとても警戒している。 そのことを 「 以前にも経験があるような」 と表現されているが、 それは白夜行の笹垣のことではないか? ガス中毒の知識 作中で美冬は「青酸カリと硫酸を混ぜると猛毒が発生する」 という知識を披露しているが、 それは白夜行の亮司の手口と一緒である。 同一人物でないと思う点 2人のイメージ これは「なんとなく」としか言えないが、 美冬と雪穂では受けるイメージが違う。 美冬は「 誰を犠牲にしてもなんとも思わない本物の悪女」 という感じがするが、 雪穂は「計算高いが、 まっすぐな凛とした女性」 という感じがする。 ちなみにドラマ版の白夜行では雪穂を綾瀬はるかが演じていて、 割としっくりくるが、美冬と綾瀬はるかはどうしても一致しない。 美冬が関西弁 作中で美冬は雅也と話すとき常に 関西弁 を使う。 しかし、 雪穂は関西弁を「下品な言葉」と嫌っていて、 作中ほとんど使っていない。 ( もっとも亮司と話すときどうだったかはわからないが) もし雪穂が美冬なら、 なぜ嫌っているはずの関西弁を多用するのか?

『白夜行』『幻夜』 東野圭吾 (集英社) | 店員のおすすめ | 谷島屋書店|小説・コミック・専門書・ブックカフェ

ドラマ化・映画化もされた東野圭吾の大ヒット小説、「白夜行」に続編があるのはご存知ですか?

嫌いですか?スカーレット。 やはり凄いリアリティ 2020/06/09 19:00 投稿者: まさがき - この投稿者のレビュー一覧を見る 白夜行に続いて読みました。 前作(? )に負けず劣らずの圧倒的なリアリティでした。 重厚なテーマもあり、時代を越える名作だと思います。 ぼちぼちかな 2017/11/09 16:39 投稿者: てくちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る 雅也がとても哀れでした。美冬ってとてもおぞましい人間だと思いました。最後の方で白夜行とのつながりもみえました。 恐ろしい女 2016/06/24 14:03 投稿者: しまんちゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る こんな恐ろしい女、なんかいそうで逆に怖いです。殺人教唆よりもある意味悪質で狡猾。解説にもあったように3部作としての続編をぜひとも読んでみたいです。 白夜行の続編?

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