ったく、ムービープラスはやるよねぇ~。『荒野の七人』シリーズ放映だってよ! オレも大好きな、オールスター出演作の西部劇不朽の名作だ。この作品を日本人得意の"パクリ"で撮って評価を得た映画監督・黒澤明の『七人の侍』ってのがあるけども、やっぱりオリジナルは『荒野の七人』だよ! ブラウン管に映る『荒野の七人』で実家のリビングも西部劇モード! 黒澤明の『七人の侍』のオリジナルは『荒野の七人』……ってなボケも、「玉袋筋太郎ごときに映画を語って欲しくない!」なんて炎上されちゃうと困っちゃうんだよ! 失礼しましたぁ~。 てなことで、此度私がつらつらと書く『荒野の七人』っていう映画、本当は「宇宙の七人」をモチーフにした『サボテン・ブラザース』(1986年)が元ネタでした。と、まだボケんのかよ! まぁ、こんがらねえようBANGER!!! 新荒野の七人 馬上の決闘 : 作品情報 - 映画.com. 編集部に、この映画の"あらまし"を入れてもらおうっと! 編集部様よろしく!! 『荒野の七人』(1960年) 毎年、野盗に襲われるメキシコの寒村イストラカン。そこで村の長老は助っ人を雇うことを決意する。わずかな報酬にすぎなかったが、農民達の熱意に打たれて7人のガンマンが集まってきた。着々と進む戦いへの準備!思わぬ農民たちの抵抗により、いったんは逃げ帰った一味だったが……。 巨匠・黒澤明による不朽の名作『七人の侍』(1954年)を、ジョン・スタージェス監督が西部劇として見事にリメイクしてみせた傑作。 ってことで、たまんねぇ男たちの数で圧している映画だわ。ガキん頃にテレビで観てさ、家族団欒で一杯入ってごきげんな両親は当たり前に先に観ていて、ワクワクしているオレに向かって「誰が生き残るかねぇ~」なんて振ってくるもんだから、ブラウン管を凝視するしかなかったよ。 『荒野の七人』© 2016 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. 西部劇だから、出演している男たちの匂い、薬莢の香りやらマンダムやらLARKやら砂埃がうちのリビングに吹き込んできた感じがしたもんね。映画ってそうじゃねぇといけねぇ。酒飲ってる両親とオレはパジャマ姿だったのは今思い返せば笑っちゃうんだけども、両親がリビングで飲んでたダルマのボトルは、しっかりとテンガロンハット被ってベストなんかを装着していたから、リビングも西部劇モードだわな。 チンチンがまだ粉チーズの匂いを発していた頃だもんね、週明けに学校に行って同じ粉チーズチンポ仲間たちとも、『荒野の七人』の話で盛り上がったなぁ。って、この男たちと酒と粉チーズと悪者を倒すっていう匂いが強烈に残ってるからこそ、映画に出てくる男たちに感情移入したわけなんだよなぁ。オレの『荒野の七人』の感想はこれでいいのかな?

映画 荒野の七人

スタージェスさん? ◯◯業界のトップは誰だ! ユル・ブリンナー? カーツ大佐? それとも宇多丸? 元ネタの『七人の侍』のリーダーは寅さんにりんどうの話してたお爺さん(※『男はつらいよ 寅次郎恋歌』1971年)だけども、『荒野の七人』の中でややこしい男だらけをまとめるリーダー役はユル・ブリンナー。確かにユル・ブリンナーはシャム国の王様(※『王様と私』1956年)でダンスしたり(今で言うケン・ワタナベなのか? 荒野の七人||洋画専門チャンネル ザ・シネマ. )、「西の世界」(※『ウエストワールド』1973年~『未来世界』1976年)では殺人ロボットであり、富士フィルムのコマーシャルで大凧に乗って正月に「ハッピーニューイヤー」と空を舞ったり、死の直前には今いろいろうるさい嫌煙のメッセージを世界に発信したんだから、やっぱりリーダーの器だったね。 「スキンヘッド業界」のトップは誰だろうか? やっぱりユル・ブリンナー、テリー・サバラス、カーツ大佐、殿山泰司、ハードボイルド・ハガティ、モンゴリアン・ストンパー、ブルート・バーナード、アブドーラ・ザ・ブッチャー、大木金太郎、キラー・カン、山本小鉄、後藤達俊、PRIDE1のヒクソン・グレイシー、ザ・ロック、ストーン・コールド、武藤敬司、プロレスが多いなぁ……身近なところで井手らっきょ、RHYMESTER・宇多丸か! (※注)オレが昔に行ったソープランドの「尼御殿」の姉さんは入れたいけど男衆じゃないので名前を入れず。あと、サンプラザ中野くんってのはオレの人生になんのインパクトも影響も与えてないので除外(笑)。 そうは言ってもこの映画のリーダーはスタージェス監督なんだけど、とにかく撮影現場は「オレがオレが」の男衆の集まりだったから、演出以外に自分勝手な男たちがカメラがローリングしたら好き勝手に目立とうとしちゃうから監督は大変だったらしいけど……。特に「オレがオレが」というか、自分を他の俳優さんたちより少しでも魅せようとした筆頭が(スティーヴ・)マックィーンだったっていう! フリーアンドイージーなマックイーンの自分勝手、たみゃらんぜよ! スタン・ハンセンに告白!「オレに一番の西部劇を見せてくれたのは貴方なんです!! 」 テンガロンハットが似合う男たちがずらりと揃ったこの映画だけども、日本人でテンガロンハットが似合う男って誰だろう? 萩原流行さんは亡くなったし、なぎら健壱さんぐらいなものか。プロレスラーでもテンガロンハットが似合う男がいたな。スタン・ハンセンだ。 何度か対談させてもらっているんだけども、対談が終わって「ハンセンさん、オレは子どもの頃からテンガロンハットでカウベル振り回し、必殺技はウエスタンラリアットって、オレから見たら本当の西部の男の代表は貴方、スタン・ハンセンなんです。ジョン・ウェインだろうが『荒野の七人』だろうが、ブリンナー、マックイーン、ブロンソン、コバーンなんて男がいようが、私にとって貴方が一番、オレに西部劇を見せてくれた『荒野の七人』の男たちよりもカッコイイ男があなたなんです!」と告白してしまった。 通訳さん(戸田奈津子に非ず)を通してオレの言葉を聞いてくれたスタン・ハンセンはニッコリ笑って、試合後にアリーナに突き上げるテキサスロングホーンをオレの目の前にスッと差し出してくれたんだよなぁ。 7人目は誰!?

映画 荒野の七人/真昼の決闘

早いうちに「七人の侍」を見たいなと思いました。 16 人がこのレビューに共感したと評価しています。 それなりだけど (0) 2009-10-17 by ねおき 本作は、続編が何本も作られて、TVシリーズも長寿番組で、テーマ曲は、それと知らなくても誰もが一度は聞いたことがある超有名曲だが、やはり、オリジナルには遠く及んでないと思う。 何より、農民が最初から自分たちで戦おうとしている、という改変をしちゃったのはダメ。 メイキングによれば、いろいろと文化的、政治的な事情があるようだけど、オリジナルの黒澤版の「最初はおびえるばかりで自分たちで立ち上がって...... 続きを読む 11 人がこのレビューに共感したと評価しています。 皆様からの投稿をお待ちしております!

あれ、一人足りない? そう、6人しかいないね。すみません、いつかオレがこの最後のひとりに入れるような男になりてぇってことだ。そしたら私的『荒野の七人』の完成だ! それか、もしかしたらオレじゃなく、また新しい出会いがあり、その人が七人目になるかもしれないな。まぁ、そんなこんなで『荒野の七人』観てください! 文:玉袋筋太郎

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