お礼日時: 2017/10/18 20:49

兎死狗烹(としくほう)の意味・使い方 - 四字熟語一覧 - Goo辞書

兎死狗烹 「兎死狗烹(狡兎(こうと)死して走狗(そうく)煮らる)」とは「 狡猾なウサギが死ぬと猟犬は煮られる」という意味である。つまり、狩りをしにいってウサギをつかまえたら、狩りをしていた犬は使い道がなくなって煮て食べるということであり、いざという時に使って、使い道がなくなると酷にも捨てるという意味で広く使われている。 「兎死狗烹」という言葉は、中国の春秋時代末期、越国の名臣「范蠡(はんれい)」が初めて使った。その後、「劉邦」が天下を再統一する際に決定的な手柄を立てた漢の三傑の一人である名将「韓信」も使ったが、それより前に韓信の策士「蒯通(かいつう)」が警告としてこの言葉を使うこともあった。 范蠡は自分と共に越国の王「勾践(こうせん)」を補佐し、呉国との決戦で勝利を収める上で決定的な手柄を立てた功臣「文宗」に一緒に引退することを勧める時、この熟語を引用した。一方、韓信は時期を逸して劉邦に捕えられ、死ぬ直前に空を見上げながら嘆くようにこの言葉を繰り返した 。 二人共、歴史上名声を残した人物で、范蠡は忠臣の見本だったし、韓信は股ぐらをくぐる恥辱(袴下之辱)に耐え、名将になって名を揚げた。二人共、その功績が主人を震わせるほど大きかった功臣だったが、彼らの最後は天と地ほどにも違っていた。彼らの運命は一体どうして分かれたのだろうか?

> 故事成語 > か行 > 狡兎死して走狗烹らる 狡兎 ( こうと ) 死 ( し ) して 走狗 ( そうく ) 烹 ( に ) らる 出典:『史記』越世家 解釈:すばしこいうさぎが死ぬと、猟犬は不要となって煮て食われてしまう。敵国が滅びると、功臣も今や無用であるとして殺されることのたとえ。 史記 … 前漢の司馬遷がまとめた歴史書。二十四史の一つ。事実を年代順に書き並べる編年体と違い、人物の伝記を中心とする紀伝体で編纂されている。本紀12巻、表10巻、書8巻、世家30巻、列伝70巻の全130巻。ウィキペディア【 史記 】参照。 蜚鳥盡、良弓藏、 狡兔死、走狗烹 。 蜚鳥 ( ひちょう ) 尽 ( つ ) きて、 良弓 ( りょうきゅう ) 蔵 ( ぞう ) され、 狡兎 ( こうと ) 死 ( し ) して、 走狗 ( そうく ) 烹 ( に ) らる。 蜚鳥 … 空を飛ぶ鳥。蜚は飛と同じ。 良弓 … 良い弓。 狡兎 … すばしこいうさぎ。 走狗 … よく走るすぐれた猟犬。 こちらもオススメ! 鹿を逐う者は山を見ず 燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや 騎虎の勢い 九牛の一毛 鶏群の一鶴 亢竜悔い有り 鶏口となるも牛後となるなかれ 虎視眈眈 涸沢の蛇 羊頭を掲げて狗肉を売る

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