作品紹介・あらすじ 足が悪いジョゼは車椅子がないと動けない。ほとんど外出したことのない、市松人形のようなジョゼと、大学を出たばかりの共棲みの管理人、恒夫。どこかあやうくて、不思議にエロティックな男女の関係を描く表題作「ジョゼと虎と魚たち」。他に、仕事をもったオトナの女を主人公にさまざまな愛と別れを描いて、素敵に胸おどる短篇、八篇を収録した珠玉の作品集。 感想・レビュー・書評 R1. 8.

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『ジョゼと虎と魚たち』原作短編集の他作品を知ってます?映画との違いも説明 | ホンシェルジュ

アニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』の声優陣が発表。あわせて特報映像が公開された。 2003年に妻夫木聡、池脇千鶴主演で実写映画化された田辺聖子の同名小説をもとにした同作。趣味の絵と本と想像の中で自分の世界を生き、車椅子生活を送るジョゼが、自分の夢を追いかける大学生の恒夫と出会ったことで、意を決して彼と共に外の世界へ飛び出すことを決める姿を描く。公開日は12月25日。 メガホンを取るのは『ノラガミ』シリーズのタムラコータロー。『初恋ロスタイム』の桑村さや香が脚本、『クジラの子らは砂上に歌う』の飯塚晴子がキャラクターデザインと総作画監督、『荒ぶる季節の乙女どもよ。』の絵本奈央がキャラクター原案、アニメーション制作をボンズが担当する。 声優を務めるのは、中川大志、清原果耶、宮本侑芽、興津和幸、Lynn、松寺千恵美。中川大志が恒夫役、清原果耶がジョゼ役を務めるほか、二ノ宮舞役の宮本侑芽、松浦隼人役の興津和幸、岸本花菜役のLynn、山村チヅ役の松寺千恵美が声優陣に名を連ねている。主題歌がEveの書き下ろし楽曲"蒼のワルツ"になることもあわせて発表された。 特報映像では、「お前は今日から管理人や」と恒夫に言い放つジョゼのセリフや、人魚のような姿になって泳ぎ回るジョゼの姿、「欲しいものに手を伸ばすのがどれだけ怖いことか」という恒夫のセリフなどが確認できる。

「あの子は壊れ物ですねん」 ジョゼの祖母が他人にジョゼの話をするシーンで、何度か登場する台詞。祖母はジョゼをできるだけ家に閉じ込め、敢えて腫れ物のように扱うことで、守ろうとしていたのでした。 実際に恒夫と出会い、祖母に隠れて外出するようになったジョゼは、雀荘の客に暴力を振るわれて傷つくこともありました。ジョゼも祖母の愛情を理解して納得していましたが、障害者を取り巻く現実を立った一言で表現しており、とても切ない気持ちになりますね。 2. 「あんたなんか……あんたなんか関係ない。帰れ。……帰ってもう! !」 恒夫はジョゼの祖母が亡くなったと聞き、家を訪ねて大丈夫か訪ねますが、ジョゼは「近所のおじさんが胸を触らせてくれたらゴミ出しを手伝うと言うので触らせた」と答えます。怒った恒夫に、ジョゼがこの台詞を返して喧嘩になり、恒夫は帰ろうとするのですが……。 ジョゼはそれを見て大泣きし、「帰らんといて……」と本音をこぼしました。大人びているようでも脆い部分や弱さを持つ、"女の子"であると気付かされます。 3. 『ジョゼと虎と魚たち』原作短編集の他作品を知ってます?映画との違いも説明 | ホンシェルジュ. 「やべ……俺いまなんか泣きそうだ」 恒夫とジョゼが初めて身体を重ねたシーンで、「ええよ、しても」と服を脱ぎだしたジョゼを前にして、恒夫が言った台詞です。セフレもいて、女性とは割と適当な関係を持ってきた恒夫にとって、ジョゼとの行為は特別なものだったのでしょう。 男としての性欲以上に、ジョゼへの愛おしさ、葛藤やこれからのこと、言葉にできない多くの感情がこみ上げてきたのかも知れません。 綺麗事だけではないからこそ、切なくリアルな『ジョゼと虎と魚たち』 『ジョゼと虎と魚たち』は残酷なまでに現実的に、障害者と健常者の恋愛を取り巻く問題と、障害者に対する世間の視線を捉えた映画と言えます。 障害のある、なしに関わらず人と人が関わりを持つ時、綺麗な感情ばかりではなく、上手くいかないことの方が多いのかも知れません。そうした部分もさらけ出して描くことで、キャラクターたちにより感情移入できますし、ラストの切なさが生きてくる作品でした。 人を愛することを知り、外の世界へ飛び出した少女とごく平凡な青年の切ないラブストーリーは、時代が変わっても愛され続けるでしょう。

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」。実はこれ、別れの場面以外にも繰り返し唱えられてきた台詞なのだ。だからいざ別れるときに同じ台詞を唱えることが効果的になる。それまでのふたりの関係性が大前提として存在する。 あるいは『スタンド・バイ・ミー』の「 またなって言えよ("Not if I see you first. ") 」には、ふたりがこれまで気軽に会える仲であったことが表現されている。いままではまたなって言えたからのに、今回は、そう言えない。だから名台詞になり得る。 別れの場面は、もっとも関係性を表現する台詞が、生まれやすいのだ。 別れの際、相手をどのような存在だと思っていたか、表現される。滲み出るように、関係性が、まとめられる。別れのときにはじめて、自分にとってどういう存在だったか分かる。 それをうまく表現した言葉こそが、「別れの名台詞」になり得る。 ジョゼにとっては、恒夫は、いつ失うかもわからない、しかし失うことが前提にある、まるで死のような、「完全無欠な幸福」に達した一点だった。 それがなにより読者に伝わるからこそ、このラストシーンは、名場面であり、名台詞であり続けるのだろう。

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ジョゼと虎と魚たちのあらすじ・作品解説 ジョゼと虎と魚たちは、田辺聖子による短編小説を、2003年に映画化した作品である。犬童一心監督、渡辺あや脚本により、妻夫木聡と池脇千鶴を主演に迎え製作されている。 この物語は、大学生の恒夫が、アルバイト先である雀荘で噂の、老婆が押す乳母車にたまたま遭遇し、乳母車に乗せられ包丁を振り回す少女に出会うことから物語が始まる。原因のわからない病により脚が不自由で歩けない少女と恒夫の間には、いつしか特別な感情が生まれ、やがて恋人として過ごすようになるが、その後二人には切ないラストが待ち受けているという甘く、苦いラブストーリーである。 2003年の日本映画プロフェッショナル大賞のベスト3として作品が受賞したほか、主演を務めた池脇千鶴も主演女優賞を受賞している。さらに、主演の妻夫木聡が第2回ロシア・ウラジオストック映画祭で最優秀主演男優賞を受賞したほか、作品、主演男優・女優は、重ねて他賞も受賞、監督、脚本家など各個人で賞を受賞するなど、さまざまな方面で高い評価を得ている作品である。 ジョゼと虎と魚たちの評価 総合評価 4. 37 4. 37 (10件) 映像 4. 30 4. 30 脚本 4. 47 4. 47 キャスト 4. 55 4. 55 音楽 4. 43 4. 43 演出 4. 23 4. 23 評価分布をもっと見る ジョゼと虎と魚たちの感想 投稿する 大阪のハードボイルドな感覚を体現した映画 大阪の何ともいえない空気感を体現2003年作品。この作品の元になっているのは、田辺聖子氏の同名の短編小説です。田辺聖子といえば、生粋の大阪人。大阪を舞台にした優れた小説を多く書いており、「ジョゼ〜」も大阪の下町が舞台となっています。田辺聖子やあるいは宮本輝の描く、「あっけらかんとあけすけで、人情味があるんけどどこか突き放したようにドライで、淀川みたいにきれいなものも汚いものも、全部大きく飲み込んで、のたりのたりと流れてゆく惰性」といった大阪のありよう。同じ関西人としては、そこが変にしゃらくさくてはどうにもやっとれん、というその空気感。それを、この映画はなかなか好ましく描いていると思います。都会的にど直球に爽やかでハンサムな妻夫木聡を主役に起用しているにも関わらず、この映画にそこはかとなく流れるハードボイルドな感覚というものが私は好きです。監督の犬童一心氏は東京の人なのに、いかにして。と興味... この感想を読む 4.

鈴川恒夫 大阪の大学に通う4年生。メキシコに生息する魚に魅せられ、海洋生物学を専攻している。卒業後に留学するべく、ダイビングショップをはじめいくつものバイトを掛け持ち中。ジョゼと出会い、彼女の祖母からあるバイトを頼まれることになる。 ジョゼいわく、「タダ飯食いに上がり込んで来たんや」。 ジョゼ 愛読書にちなんで、自らを「ジョゼ」と名乗る。祖母とふたり暮らしで、車椅子で生活している。好きなことは本を読むことと絵を描くこと。ほとんどを家の中で過ごしているため外の世界への憧れが強く、魚のように好きな場所へ泳いでゆく空想に浸っている。 可愛らしい見た目と裏腹に口が悪い。 恒夫いわく、「フワフワしたカッコしてるクセ、口を開くとチクチクチクチク。アマクサクラゲかよ!」。 二ノ宮舞 恒夫がバイトしているダイビングショップの後輩。魚の水中写真を撮ることが好き。恒夫に想いを寄せているが打ち明けられずにいる。 松浦隼人 恒夫と同い年のバイト先の友人。お調子者でノリがいい。舞の恒夫に対する気持ちに気づいている。 岸本花菜 ジョゼが恒夫と共に訪れた図書館の司書。フランソワーズ・サガンが好きで、初めて出会ったジョゼと小説の話で意気投合する。 山村チヅ ジョゼの祖母。何かと頑固で「外は恐ろしい猛獣ばかり」が口癖。他人を避け長い間二人だけで暮らしていた。

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