バリウム検査(胃X線検査)で慢性胃炎や萎縮性胃炎と指摘されている場合には、X線の読影医(検査医)はピロリ菌の感染を疑っている可能性が高いと思われます。しかしながらあくまでも胃がんの検診であるため、要精査(D)と判定が出来ない場合があります。今までにピロリ菌に関する検査や除菌治療を受けたことがない方で、バリウム検査(胃X線検査)において慢性胃炎または萎縮性胃炎と診断された患者様は医療機関への受診をお勧めいたします。 会社の検診でペプシノゲン陽性を指摘されました。胃がんの疑いがあるという事でしょうか? ペプシノゲンとは胃の粘膜から分泌される酵素です。多くは胃内に分泌されますが、その一部が血液中にも入り込むため、それを測定しています。胃粘膜の胃底腺領域の萎縮(老化)が進むとペプシノゲンの分泌が減るため、ペプシノゲンを測定すると胃の萎縮の程度を推察することが出来ます。会社で行われる検診の多くは、このペプシノゲンの測定とヘリコバクター・ピロリIgG抗体の測定をセットで行っている(いわゆるABC検診)ことが多いようですが、ペプシノゲンのみを測定する場合もあります。 ペプシノゲン陽性と診断された場合には、胃の粘膜が萎縮し弱っている可能性があるということであり、胃がんの存在を意味するものではありませんので安心してください。 ただし、胃の粘膜の萎縮がどのような理由でどの程度あるのかを確認する上で、胃カメラによる確認が必要となりますので、医療機関に受診してください。 ペプシノゲンおよびABC検診の詳細に関しては、 ABC検診のページ をご参照ください。

胃カメラ鎮静剤効果ない理由

文責:広崎拓也 special advisor SAEKO HIROSAKI 麻酔科専門医 浅ノ川総合病院 麻酔科常勤医

❖ コラムNo. 1 column 【 内視鏡 × 鎮静剤 】 みなさま、こんにちは! 『 小松おなかとおしりのクリニック広崎医院 』 副院長の 広崎 です。 とつぜんですが、みなさまは胃カメラや大腸カメラを受けたことはありますか? 「胃カメラや大腸カメラは受けたことはあるけど、とても苦しかったから二度と受けたくない」 「検査は受けたことはないんだけど、想像しただけで怖い。絶対に受けたくない」 といった声がきこえてきそうです。 そんな方には、是非とも今回のコラムをご覧いただきたいと思います。 眠っている間に検査が終わってしまう『 鎮静剤 』についておはなしします。 内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)は痛くない?苦しくない? 「 痛みや苦しさは無いです… 」と言えばうそになります。 個人差はありますが、大なり小なり一定の痛みや苦しさは感じると思います。 しかし、それはコントロールできるものなんですね。 例えば『 経鼻内視鏡検査 』 口から太いカメラを入れるのではなく、細めのカメラを鼻から入れることにより苦痛はかなり軽減できます。こちらもおすすめですよ! それから『 鎮静剤 』を使った内視鏡検査。 今回のコラムでは、 『 鎮静剤 』を使った内視鏡検査にフォーカス! して話をしていきますね。 『 鎮静剤 』ってなに? 医療法人 なかた消化器・内科クリニック|内視鏡検査|胃カメラ・大腸カメラなどの内視鏡検査・治療の和歌山・大阪・関西方面の専門クリニック. 「そもそも鎮静剤って何なの?」というように思われる方も多いのでは無いでしょうか。 鎮静剤とは、 わかりやすく言えば「眠り薬」です。 内視鏡検査はカメラを体に入れて胃や大腸を観察するわけですから、 患者さんにある程度の負担がかかるのは想像しやすいと思います。 例えば、 胃カメラであれば 「オエっ」となって喉が苦しくなったり、 大腸カメラであれば グイグイ と押される痛みを感じたり、 想像しただけでも吐き気がでそうですよね。 私自身も当然胃カメラ大腸カメラを患者として受けたことがありますから、 みなさまのお気持ちは痛いほどわかります。 だからこそみなさんには苦痛を感じて欲しくないんです。 そんな思いで当院では色々な工夫をしているのですが、 そのひとつが『鎮静剤』の使用です。 点滴をして、そこから鎮静剤を体の中に入れていくのですが、 『鎮静剤』を使用すれば、ほぼ眠った状態で検査を受けていただけるので、 このような苦痛が軽減できます。 「目が覚めたら検査が終わっていました」 「気がついたら部屋が変わっていた。いつ終わったのか覚えていない」 といったお声をよくいただきます。 これが『鎮静剤』の効果なんですね。 鎮静剤は具体的になんという薬を使うのですか?

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