「牡蠣は冬が旬」というイメージがありますが、牡蠣には種類がいろいろあって、夏などが旬の牡蠣もあります。生で牡蠣を味わいたいときは、暖かい季節が旬の牡蠣に注目してみるのもよいかもしれません。 ◎Point/あたらない牡蠣が登場? 今では、生で食べてもあたらない牡蠣を目指した養殖方法の研究が進んでいます。例えば、ノロウイルスの影響を受けにくい海水を使い、陸上で養殖される広島のブランド牡蠣「オイスターぼんぼん」など。 こうした方法で育てられた牡蠣なら、ノロウイルスが原因で牡蠣にあたる確率はかなり減らせるかもしれませんね。生ガキを食べたい人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。 まとめ 牡蠣にあたるのは避けたいけど、おいしい牡蠣グルメは諦めたくないですよね! 安全に食べる方法がいくつかあることがわかりましたし、これなら、あたる確率をぐっと下げることができそうです。ぜひ試してみてくださいね。 文/北浦芙三子 \忙しい日に…下処理の要らないミールキットはこちら/

牡蠣の食中毒・ノロウイルスの原因と症状は? あたらないための食べ方・あたったときの対処法を医師が解説

牡蠣は栄養価が高いヘルシー食材。注意点を守りながら、安全に食生活に取り入れ、食べ続けたいですね。 Text: Lisa Kirimura

Elena Yeryomenko / 500px Getty Images 冬になると「牡蠣にあたって、ひどい目に合った」という話を周りからよく耳にする。牡蠣などの二枚貝は、自然界の中で循環するノロウイルスを人間に媒介するため、食べる機会が増える冬には蔓延しやすくなるんだとか。しかし、牡蠣にはそれ以外にもあたる原因があり、注意が必要とのこと。栄養満点な牡蠣にあたらずにおいしく食べるには、どうしたらいいの? そこで今回は、医師で予防医療に詳しいtenraiの代表を務める桐村里紗さんが、牡蠣の食あたりについて詳しく解説してくれた。 1 of 8 牡蠣などの二枚貝。なぜウイルスが溜まる? ノロウイルスは人の腸管の中のみで増殖できるウイルス。 人に感染すると、ひどい嘔吐や下痢を起こします。感染した人が排泄したノロウイルスは下水に流れ、そのほとんどは処理されます。 しかし、処理しきれなかったわずかなウイルスが河川に流れ出てしまいます。下水にノロウイルスが含まれていると、この海域に生息する牡蠣などの二枚貝が海水と共にノロウイルスを飲み込み、ため込んでいきます。 海域がノロウイルスに汚染されている場合、牡蠣だけでなく、シジミ、アサリ、ハマグリ、アカガイ、タイラギガイなどの二枚貝も、ノロウイルスを持っている可能性があります。 2 of 8 「生食用」と「加熱用」の違いは菌の数⁉ スーパーに置いてある牡蠣には、「生食用」と「加熱用」がありますよね。もし生で食べる場合には、必ず「生食用」を購入することが必須です。なぜでしょうか? 「生食用」と「加熱用」は鮮度ではなく、含まれる細菌数に 違いがあります。 「生食用」は生で安全に食べられるように、 ●保健所が指定する海域で採れたもの ●殺菌処理された水で無菌処理したもの などの条件をクリアしたものです。 「加熱用」は、加熱調理によって安全に食べられることを条件にしているので、そうした処理を行っていません。一般的には栄養分が豊富な河口近くで養殖されたものが採れてすぐに出荷されます。そのため、身が太っているものが多く、旨味が強い「加熱用」のほうがおいしいとされています。 「生食用」であっても、ノロウイルスが絶対にゼロとは限りません。牡蠣にノロウイルスが含まれるかどうかは、「ルーレット」のようなものだともいわれます。絶対にあたるのを避けたい場合は、「生食用」を食べる際にも加熱調理をするほうがいいですね。 3 of 8 牡蠣にあたる原因とその症状 牡蠣にあたる原因は、ノロウイルスだけではありません。 あたる原因には、主に以下の4つが考えられます。 1.

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